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【初心者向け】毎日楽しく続けられる将棋上達法5つ!

今回は、初級者向けの将棋勉強法についてかいてみたいと思っています〜。

「どうしたら将棋が強くなりますか?」とはよく聞かれる質問です。

「棋譜並べ、詰将棋、実戦」が定番の回答で、私もそう答えることが多いんですが、「プロになりたい!」「奨励会に入会したい!(プロの養成機関)」など、「プロを目指したい!」と思っている方ではなく、もう少し、はじめたばかりの方が趣味として楽しみながら強くなる方法を提案できないかなと思いました。

すべての人が「プロになるために将棋をやっている」訳じゃないんですよね。

将棋を楽しむため、頭が良くなると聞いたから、家族間でのコミュニケーションなどなど、その理由はいろいろだと思います。

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そう考えたとき、ほどほどの練習で、将棋をもっと楽しめるようになるための練習方法も大切かなと思いました。

将棋を楽しむ
将棋を楽しむ

ということで、だいたい将棋のルール・動かし方を覚えたくらいの入門者にとって無理なくできて、できる限り強くなれるような将棋の上達方法について書いてみたいと思います。

(プロ女流棋士中倉彰子が、「かんたん・たのしい」ということに関して最大限意識して動画教材付きの将棋手引帖を作成しました。是非ともご覧ください!!)

1.かんたんな詰将棋をたくさん解く

簡単な詰将棋
簡単な詰将棋

多くの人がいっていることだとは思うのですが、やはり詰将棋は大切だと思っています。しかし、詰将棋を長時間うんうんとうなりながら考えるのはプロ棋士でも大変なことです。お子さんにとっては、簡単なことではありません。

そこで、詰将棋を考える時間を半分に分けてみましょう。半分は、簡単な1手詰めなど、自分のレベルよりも簡単なものをサクサク解く練習法。ひとつめはそのことを紹介します。

かんたんな詰将棋の本を入手して、1冊を集中して何度も解くのがお勧めです。同じ問題でも、何度もやることで形を覚えることにつながりますし、何より上達が実感できます。

詰将棋の問題集を10問・20問ごとに分けて、タイムアタック形式で挑戦するなど工夫すると楽しく取り組めると思います。「今回は10問で◯分だったね〜、前回より速くなってるよ〜」など、続けるためのやる気の向上につながります。

また私の生徒さんで、つまずいた問題にはマークをつけて、繰り返し解いている方がいます。だんだんと1冊を解くスピードは早まっていはいるものの、やはり、つまずく問題は一緒。ということもわかってきます。そうなると、自分が苦手な詰将棋の形などもわかってくると思います。

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2.難しい詰将棋もほどほどに

パパッと解ける詰将棋をたくさんやることと並行して、残りの半分で難しい詰将棋にも時々は取り組んでみてください。「自分にとって少し難しいなー」と思うくら位のものに、うんうんうなりながら?挑戦です。

上でもふれたように、難しい詰将棋をやることはしんどいことです。なので、それほど負担がかからない位でやってください。

具体的な方法としては、5分ほどうんうんと考えてみて、分からなかったら次のページに進んでもいいと思います。分からなくても考えることには意味があるとも思いますが、将棋がイヤになったら元も子もありませんしね。

私の知人で、「序盤の研究が大好きで得意」な方がいます。この方が大会等で勝つために、一念発起、沢山の量の詰将棋を頑張って解いたところ……。将棋がイヤになってしまった、とのことでした(笑)

バランスよく勉強することは大事ですが、イヤになるほど取り組まなくて大丈夫です。心地よい負荷のかけ方が自分の中で見つかるといいですね。

難解な詰将棋
難解な詰将棋

(写真は、有名な611手詰の詰将棋です。腕に自信がある方は是非とも挑戦してみてください笑)

詰将棋を習慣化するための工夫についてはこちらの記事で詳しく紹介しています!

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(お風呂でも将棋♪のお風呂将棋ポスター。将棋の習慣化にピッタリです!)

3.将棋の格言を覚える

将棋には、「格言」という将棋の上達に役立つことわざのようなものがあります。これはこれまでに積み重ねられてきた経験則のようなもので、迷った時に思い出せると、指し手を選ぶ時にたよりになります。
(この記事でも格言を2つ紹介しています。)

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ではここで、私が初級者の方に対してよく伝えている格言ベストファイブを紹介してみます!(いつつらしく5位から!)

5位 馬の守りは金銀3枚

馬は、角行が成った駒です。馬は攻めにももちろんいいですが、守りに使うと、金銀3枚分に匹敵するよ、という意味です。

馬の守り金銀3枚
馬の守り金銀3枚

成った駒を、引いて自陣で使うことによって大きな価値があるということを表している格言です。守りにも目を向けてみましょう。

4位 金底の歩、岩より固し

金の下に、持ち駒の歩を打った形は非常に固い、という意味です。

相手の攻め駒として、飛車はとてもコワイ駒です。その飛車の利きを止める手段として、底歩を打って、飛車の道を遮るのは重要だと思います。

おまけですが、「金底の歩、二歩に注意」という言葉を昔先輩女流棋士が言っていました(笑)歩を打つときは、その列に歩がいないか確認ですね。

※二歩とは将棋の禁じ手で、打ってしまうと負けになってしまうルールの一つです。

3位 開戦は歩の突き捨てから

戦いを開始は、歩を突き捨てるところから始まる、という意味です。歩をぶつけていくことで、桂や銀という駒が前に進むことが出来ます。

歩という駒は、将棋の中で一番多くある駒です。ですので、歩に関するテクニックはとても多いです。例えば、「突き歩」「垂れ歩」などなど。

逆にいうと、この「歩」をうまく活用することができれば、上達ができるということですね。頑張って覚えましょう。

2位 王手は追う手

次に玉(王様)を取るぞ、という手が「王手」です。王手をするのは気持ちがいいですね。でも王手→相手の王が逃げる→王手→逃げる を繰り返しているだけでは、玉はつかまりません。例えば、待ち伏せする駒を置いておく、などの方法が必要です。

王手だけしていると「追う手」になってしまうよ。というのは、いつも子どもたちにつたえています。

子どもたちによく例えて話すのは、「金魚すくい」です。金魚をすくうあみで、追いかけてばかりではつかまらないよね。金魚を隅においやるとか、反対側にアミで待ち伏せとかしたら、つかまるよね。

という話を、わかりやすい(!?)イラスト付きで教えたりしています。

1位 玉飛接近すべからず

玉(王様)と飛車は近づけない方がいいですよ、という意味の格言です。

飛車は攻めの駒。その周りで戦いが起こることが多いので、自分の玉がいるとすぐに「王手」になってしまったり、とくにかくあぶないです。玉は、飛車と反対側に囲いましょう。

私もこれらの格言を小さい時から覚えていました。昔の人も、初心者にどうやったら将棋の指し方のアドバイスができるかなと考え、この格言を作っていったのだと思います。

将棋の局面は、例外も多く、もちろんこの格言通りではないことも多いです。格言を参考にしつつ、実戦はやっぱり自分の頭で考えて、指し手を選びましょうね。

4.駒の価値をしっかり理解してもらう

タダで駒を渡さないようにする、ということは比較的わかりやすいのですが、損する駒の交換をしてしまう、ということはしばしばあります。

どの駒を使って相手の駒と交換すれば得になるのか、ということを覚えていくことはほんとうに大事かなと思います。

将棋の駒の価値を覚えるのに、おすすめのゲームがあります〜。例えば…

  • 普通の山くずしをする際に、駒にポイントをつけて遊んでみる。王様は10点、飛車は9点…など。すると、飛車や玉を重要なものとして認識してもらえます。
  • 将棋の駒で大富豪をしてみる。王→飛車→角→と金→金→銀→桂→香→歩の順番で強い、など。

山くずし

それぞれのゲームをより詳しく解説してみました、こちらも併せてご覧ください。

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こういったゲームをすることで、「銀と角の交換だから得だ!」といった考えができるようになると思います。

5.ひとつだけ戦法を覚える

ここまでできれば「あとは実戦あるのみ!」でしょう。しかし、ひとつだけ大切なことを忘れています。

楽しんで将棋
楽しんで将棋

詰将棋ができても、格言を覚えても、実際の対局で最初に何をすれば良いかはわかりません。それは、序盤の道筋である「定跡」というものを覚える、ということです。

将棋には様々な戦法がありますが、ひとつだけでもよいのでおぼえましょう。例えば、振り飛車と美濃囲い、居飛車と舟囲いなどです。それぞれの戦法に特徴があるので、どんな棋風(攻め重視、受け重視などなど)が好きかを参考にするといいと思います。

*
以上、できるだけ簡単にできる将棋の勉強法を紹介してきました。楽しむために将棋をやっているのに、強くなるためにだからといって、嫌いになっちゃうような勉強をするのは問題ですよね。

楽しみつつ、日頃の生活にあった自分なりの勉強法を模索していくことが重要だと思います。そういった勉強法が見つかると、楽しく強くなるといういいながれが出来上がると思いますよ〜。

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いつつでは、「将棋をちょっとずつ、継続して楽しむ」といったところを意識した上で、「とにかくちょっとずつ、つまずくポイントをなくす」ことをモットーに、「はじめての将棋手引帖」を作成しました!

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