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振る舞いお兄さんっぽく

11月から地元東京都府中市で「いつつ子ども将棋教室」を開いています。

その中で「のびのび道場」というクラスがありそこでは講義よりもたくさん将棋を指す実戦や詰将棋(将棋のパズルのようなもの)をメインにしてします。我が家の長男シン(7歳)も通ってきます。5歳の年中さんから5年生までの生徒がいます。シンも普段は3兄弟の末っ子で甘えん坊ですが、年下の子と指す時は、振る舞いもお兄さんっぽくなるので不思議です。年中さんとの対局はシンが「二歩」といって禁じ手(ルール違反の手)をうっかり指してしまいました。「あ、二歩指してしまった。」とすぐに認め、この後対局を続けてよいか私に聞いてきました。「記録カードには負けと書くけど、そのまま練習で続けようか。」と二人に言うと、素直に「ハイ。」勝ち負けよりも禁じ手を指したらごまかしたりせず、ちゃんと認める様子をみて、良かったなと思いました。ちょっと感心したと思ったら、次の年上のお兄ちゃんとの対局では終わったあと、お兄ちゃんを笑わせようとしてふざけるシン。お調子者は誰に似たのやら・・。

普段は甘えん坊のシンも将棋ではお兄さんぽい一面も
普段は甘えん坊のシンも将棋ではお兄さんぽい一面も

年齢の違う子どもたちでも同じ土俵で戦えるのが将棋の良いところ。ここでは、学年が下でも勝つことができますし、年下に負けるという経験もあります。子どもたちには、日頃から「負けることは気にしない。反省して次の対局につなげることが大切だよ。」と言い続けてはいますが、他にも勝ち負け以外の部分で頑張ったところを見つけてあげたりと子どもたちが楽しくそして負けをいやがらないような工夫を試行錯誤しています。

帰りは暗くなっているので、私の自転車の後ろにシンを乗せて帰ります。保育園時代に戻ったような感覚。教室であった出来事はもちろん、学校であったことなどを会話。「ママ安全運転で行ってよ。」言うこともいっちょまえになってきました。「ママ、モテるには、どうすればいいの?」なんてきいてくることも(笑)。クラスで気になる子でもできたかな?保育園の送迎の時は、余裕がなくて自転車をこぐだけで精一杯だったけど、こうして会話ができると我が子の成長を感じながら、何より私が楽しい気持ちになります。

小学校も学年があがるごとに、わが子がどんどん”遠く”へ行ってしまう感じがあります。この後、中学校・高校……と進むにつれて、親子の会話をする時間やふれあいも少なくなっていくのかもしれません。長女、次女、末っ子と、順番に私の関わりが減ってきています。ただ時々長女でも甘えたくなる時もあると思うので、自立を見守りながらも何かあったときは助けてあげられるちょうどよい距離感を日々模索しています。

この記事は、東京新聞にて中倉彰子が連載している「子育て日記」と同じ内容のものを掲載しております。
:『東京新聞』2017年11月17日 朝刊

楽しく将棋を指したいお子さんはいつつ将棋教室

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