株式会社いつつ

将棋を楽しむ 2017年3月31日

金沢文庫将棋サロン「あきこ先生の親子で始める将棋入門セミナー」を開催しました

中倉 彰子

2月18日、金沢文庫将棋サロン(神奈川県横浜市)で、「あきこ先生の親子で始める将棋入門セミナー」を開催しました。

きっかけは、金沢文庫将棋サロンのご担当者さまより、「たくさんの子供たちに将棋を始めるきっかけを提供したい」というご依頼をいただいたことです。

同サロンは、昨年6月にできたばかりで、白を基調にした清潔感ある教室です。受付と将棋の本棚、大盤などが並び、中身はとても綺麗なのですが、ビルの3階にあるということで、通りがかりの人などが気軽に中をのぞくことができない環境でした。

将棋サロンというと、ただでさえ「ハードルが高い」という思い込みが多く、気軽に立ち寄ったり、見学するのが難しいという雰囲気を感じてしまう人も少なくありません。しかしそれでは、せっかくの綺麗な教室も「たくさんの子供たちに将棋を始めるきっかけを提供したい」という担当者さまの情熱も、非常にもったいないですよね。

そこで、いつつでは、金沢文庫将棋サロンの近辺に住む子どもたちにとって、同サロンに足を運んだり、将棋に興味を持つきっかけになるようなことができないかと考えさせていただきました。

金沢文庫将棋サロンでイベントを開催しました。
金沢文庫将棋サロンでイベントを開催しました。

今回のイベントで特にいつつが意識したことは、お子さんだけではなく、お母さんお父さんたちにも一緒に将棋を楽しんでもらったり、将棋に興味を持ったりしてもらうことです。例えば、通常の将棋教室に加え、今回はチェスやシャンチー、マークルックなどの世界の将棋に触れられるコーナーや、礼儀作法のお話の時間を設けました。これから将棋を習うというはじめの段階で、お子さんに、「なぜこのような作法があるのか」など、将棋における礼儀作法の理由や背景もセットでお話をすることは非常に大切だと思います。なぜなら、そうすることで、「そうなんだ〜。」という子どもなりに納得して、あとは自然に礼儀作法を身につけることができるからです。

今回は、少人数ながらも参加いただいた親子の方々みんなに満足していただき、子どもたちには「将棋の楽しさ」を、親ごさんには「日本の伝統文化としての将棋の魅力」をと二つの観点から捉えた将棋の魅力をアピールできたいいイベントになったのではないかと思っています。

お子さんには将棋の楽しさを、親ごさんには日本伝統文化としての将棋の魅力を伝えることができました。
お子さんには将棋の楽しさを、親ごさんには日本伝統文化としての将棋の魅力を伝えることができました。

なお、イベントを終えて、 ご依頼いただいた金沢文庫将棋サロンのご担当者さまからは「本当に素晴らしいイベントで、僕自身とても勉強になりました。将棋パズルもすごく面白くて、指導で大変役に立っています。また、夏か秋頃に是非開催お願いしたいと思っています。」というご感想をいただきました(^ ^)

いつつでは、全国の将棋教室・道場の集客サポートをいたします。いつつのイベント、将棋教室にご興味のある方はぜひこちらよりお問い合わせください

ちなみに、今回のイベント(将棋教室)では「はじめての将棋手引帖1巻」を使用しました。「はじめての将棋手引帖1巻」は、初めて将棋に触れるというお子様でも楽しく将棋ができるように、スモールステップを意識して作成された初心者向け将棋テキストです。

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この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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