株式会社いつつ

将棋を楽しむ 2017年4月24日

中倉彰子が答える”将棋道場デビュー前に知りたいこと5つ”

尾崎 久恵

待ちに待った春がやってきました。花が咲いたり、青葉が芽吹き始めると、なんだかうきうきした気持ちになりますね。こんな時には、何か新しい挑戦がしてみたくなるので不思議です。

さて今回は「そろそろ将棋道場にデビューしてみたい!」もしくは「子どもを将棋道場デビューさせたい!」という方に向けて、将棋道場のあれこれを解き明かしていきたいと思います。これを読めばきっと将棋道場に行ってみたくなるはず!?将棋道場ってどんな場所で、どんな準備が必要なのか?道場に子供の頃から通っていた中倉彰子(弊社代表、プロの将棋女流棋士)にじっくり聞き取りをしてみました。将棋道場ってなんか敷居が高い…と思っている方、必読です!

Q1. 将棋道場って何するところですか?

将棋サロン
将棋サロン

A. たくさんの人と将棋の対局をするところです。教室と違って講師がいて戦法などを教わるというのと違い、ひたすらいろいろな相手と実戦をすることができます。教室や本・ドリル等で基本的なルールを覚えた方ならどなたでも将棋を楽しむことができますよ。道場、というと「道場破り?!」という言葉あるからか、強い人だけが行くようなイメージもあるかもしれませんが、将棋が指せれば「棋力(将棋の強さ)」が上でも下でも、子どもでも大人でも行くことができますよ。最近は「道場」という名前をかえて、「将棋サロン」や「将棋倶楽部」としているところもありますね。

Q2. 初心者でも大丈夫ですか?

手合いカード
手合いカード

A. 大丈夫です。基本的な礼儀作法と将棋のルールがわかっていれば参加可能です。将棋道場には、大人も子どもも、有段者も初心者も様々な「棋力」をもった方が集まります。道場の方が、それぞれに見合った相手、つまり棋力の同じくらいの人と対局ができるようにマッチングしてくれます。このようにマッチングをして対局相手を決めることを将棋の世界では「手合い」と言うのですが、道場の方が、手合いをつけて「駒落ち(棋力に差がある場合、駒の数を減らしてハンディをつけること)」を決めて対局の場を取り仕切ってくれますので、どなたでも安心して通うことができますよ。

Q3. 予約は必要ですか?

将棋を指す女の子
将棋を指す女の子

A. 必要ないです。営業時間内であれば何時に行って、何時に帰っても大丈夫です。また料金は「席料◯◯円」としているところが多いので、何時間滞在しても料金が変わらない道場が多いです。途中で休憩を入れたりお昼を食べに出たりなど、道場の方に「休憩します」と伝えれば、ご自身の都合で自由に将棋を楽しむことができますよ。初めて参加するお子さんなどは、休日の午前中などに行ってみると良いかもしれません。比較的子ども率が高い場合が多いですので、同じような棋力のお友達に会えるかもしれませんよ。

Q4. 必要な持ち物はなんですか?

扇子&子ども
扇子&子ども

A. 将棋に関して言えば…特にありません。ただお子さんだと喉が乾くかもしれないので、飲み物があるといいかもしれません。また混んでくると部屋も暑くなるので、体温調整がきく服装だと良いですね。

Q5. 引率者が待っておく場所はありますか?

将棋の盤駒あります
将棋の盤駒あります

A. はい、同じ部屋に椅子があって、そこで待つことができる道場が多いと思います。ただ、道場によって違いますので、事前にきいておくと良いでしょう。お子さんが慣れてくれば、保護者の方は外出することもできると思います。私の場合は、子どもがまだ小さく「ママ同じ部屋にいて」と言うので、道場内で座って待っていますが、小学生高学年になると、一人で来ている子供も多いです。

いかがでしたか?道場デビューしてみようかな…と思っていただけたら嬉しいです。そして他にも疑問があるという方がいらっしゃったら、是非いつつに質問を送ってくださいね。

かくいう我が家もそろそろ道場デビューしてみようかと検討中です。子どもが将棋を楽しめるようになったら、やっぱり誰かと対戦させてあげたくなるんですよね。将棋の醍醐味はなんと言っても、人と向かい合って、その場の空気を感じながら指すこと。アプリではないナマの対局をしに、道場に行ってみるのはいかがでしょう〜。新しい発見や出会いがあるかもしれませんよ。

ちなみにいつつブログには、はじめて将棋大会に参加した際に準備したことについての記事もありまます。ぜひ参考にしてくださいね。

いつつが運営するオンラインショップ神戸の将棋屋さんいつつでは、将棋を学べるグッズが購入できます。道場デビュー前には、囲いを覚えておいた方が安心☆お風呂で覚えられるポスターも購入できます。

この記事の執筆者尾崎 久恵

株式会社いつつ取締役、株式会社ホジョセンアナリスト兼 共創デザイナー。P&Gにて東海エリアを中心にコンサルティング営業、立命館大学での産官学連携事業の企画、マネジメント等を経て現職。2児の母親でもあり、時短勤務を導入することによってワークライフバランスを実践している。同志社大学文学部卒。

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