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中倉彰子が語る「はじめての将棋手引帖」のココがスゴイ!

このたび、株式会社いつつから「はじめての将棋手引帖 1巻」を発行することになりました。

はじめての将棋手引帖は、弊社代表の女流棋士、中倉彰子の編集により制作された親子で楽しむ初心者向けの将棋テキストです。

というわけで、今回のいつつブログでは、はじめての将棋手引帖に込められた中倉彰子(以下彰子)の思いを中倉彰子本人から熱く語ってもらいたいと思います(^ ^)

中倉彰子本人が「はじめての将棋手引帖」について語ります。
中倉彰子本人が「はじめての将棋手引帖」について語ります。

スタッフ:「なぜ『はじめての将棋手引帖』を作ろうと思ったのですか」

彰子:「日ごろ将棋教室などで子どもに将棋を教える機会が多いのですが、いつもテキストとして、各トピックに分けられた1枚もののプリントを渡していました。しかしそれだと、そのときにプリントをやってしまえばそれでおしまい。しかも、自分がこれまで何を学んできて、これから何を学んでいかなければならないのかなど、自身の到達ポイントや目標が不明瞭になってしまうなと。将棋を体系だって学べて、教えやすい教材を作れないかなとずっと思っていました。」

スタッフ:「これまでも、各出版社から様々な将棋入門書が発行されていますが、『はじめての将棋手引帖』はどういった点でこれまでの入門書と異なりますか」

彰子:「一つは、動画でみることができる点が違うと思います。本だと、駒の動きを説明した後に、これは説明上仕方のないことなのですが、符号が並びます。動画で見たほうが、すぐに理解できることが将棋には多くあると思います。二つめは、スモールステップです。例えば『駒の動き』と『符号』の間にも、実は小さなステップがいくつかあって、『はじめての将棋手引帖』はその小さなステップをサポートしていくことで少しずつ将棋を学んでいくことを目指して制作したものです。また、お子さんだけでなく、親御さんの中でも、特にお母さんの中では1度も将棋を指したことがない、もしくは将棋のルールも知らないという方が少なくないと思います。そこでせっかく子どもさんが将棋を始めるなら、それをきっかけにお父さんやお母さんにも将棋の魅力を知ってもらいたいと思い、将棋を学びながら親子で楽しめるような工夫もテキストの随所に散りばめました。」

スタッフ:「『はじめての将棋手引帖』の具体的な特徴を教えてください」

特徴1 動画でサポート

動画で将棋をより分かりやすく!
動画で将棋をより分かりやすく!

彰子:「先ほども触れましたが、動画でのサポートがあることが1つ目の特徴です。教材は基本的に文章と写真で構成されるものですが、文字や写真だけでは伝えきれない事柄も少なくないと思います。説明そのものの文章が複雑化すると、いくら写真で補填しているとはいえ、読んでる方はピンとこなかったりしますよね。私も以前、世界の将棋、シャンチーやチャトランガなどに挑戦した時に、何がどう動くのかさっぱりわからなかったのですが、『あーはじめて将棋を指すお母さんってこんな気持ちなんだな』とその時思いました。ですので、そのまったくわかないものを、少しでも『あーなるほど』って理解していくのに、動画が必要だと思いました。ですので、『はじめての将棋手引帖』では動画によるサポートを採用しています。例えば1巻では『駒が成る』という動作や大橋流という駒の並べ方を紹介しているのですが、これらは文章で説明するより、実際に駒を裏返してみたり、盤の上に駒を並べてみたりした方が一目瞭然で理解しやすいと思います。じつはNGもたくさん出しての収録でした(笑)。TV局のようなクオリティの高い完璧な映像ではもちろんないのですし、アットホーム感がある動画ではありますが、伝えたい事はしっかり伝えることができていると思っています!」

スタッフ:「確かに百聞(聞くではなく『読む』との比較ですが(^_^;))は一見にしかずと言いますよね。」

特徴2 ユーザーテストの実施

復習問題は体験者の声からできました。
復習問題は体験者の声からできました。

彰子:「2つ目の特徴は、ユーザーテストを数多く実施したことです。教材を作っているとどうしても独りよがりの内容になってしまいます。発売前にできるだけ多くの方の意見をきいて反映させたいと考えていました。そのため、試作品の段階で5歳から小学校4年生までのお子さん及び親御さんに、実際に『はじめての将棋手引帖』を試してもらい、いただいたご意見・ご感想をもとに教材の構成やコンテンツ、レイアウトなどの試行錯誤を行いました。テキスト内の盤面の大きさを大きめにしたり、途中で復習問題を入れたのも体験された方の意見を反映させたものです。『はじめての将棋手引帖』は私一人ではなく、色んな方の協力があってより良いものに仕上がったと思います。」

スタッフ:「教材の制作過程でトライアルを挟むというのは非常に珍しいですよね。自分では分からなかったけど、人からアドバイスをもらって気がつくポイントはたくさんあると思いますし、色んな人の色んな意見を聞くことで新しいアイディアが生まれたりすることもありますよね。」

特徴3 親子で楽しむための様々な仕掛け

「かんがえてみよう」のコーナーでは親子の会話が弾みます(^ ^)
「かんがえてみよう」のコーナーでは親子の会話が弾みます(^ ^)

彰子:「3つ目として、親子で楽しむための工夫を盛り込んだことが挙げられます。将棋の楽しみ方というのは必ずしも将棋を指すことだけではないと考えています。ですので、『はじめての将棋手引帖』では駒の動かし方や、将棋のルール、戦術以外にも、コラムなどを利用して礼儀作法や将棋の歴史、将棋道具にまつわる雑学など、対局に関することだけではなく将棋の周辺に派生する色んな事柄を紹介しています。また、将棋とは『考える』ことが非常に大切です。そのため、将棋の問題以外にも毎日『考えてみよう』というコーナーを作り、『身の回りで変身するものは何かな?』や『学校でやってはいけないルールは何かな?』など将棋同様答えが1つではない将棋から少し離れた質問を投げかけています。私も実際に自分の子どもと『はじめての将棋手引帖』をやってみたのですが、この『考えてみよう』のコーナーで子どもの予想を超えた珍回答が飛び出して、親子の会話のきっかけになりました(笑)。他にも、『おうちのかたへ』というコーナーで、将棋の補足的な解説やお子どもさんがつまずきやすいポイントや、将棋を教える上でのポイントをまとめているので、私も将棋初心者です!という親御さんでも将棋を通じて子どもさんとちゃんとコミュニケーションが図れます。」

スタッフ:「教材やテキストというと子どもが黙々と問題を解いていくイメージがあったのですが、親子で会話しながらテキストを進めていくというのは斬新ですね。」

特徴4 日本伝統文化をコンセプトにしたデザイン

表紙は毎巻日本の四季をイメージ。
表紙は毎巻日本の四季をイメージ。

彰子:「実はテキストのデザインも凄くこだわりました。株式会社いつつは普段『世界中の子どもたちに日本伝統文化の魅力を』をモットーに活動しているのですが、日本伝統文化のイメージといえば渋さとかどこか大人向きの趣向が多いですよね。そのため、なかなか子どもたちにその良さを伝えるのが難しかったりするのですが、『はじめての将棋手引帖』では子どもたちが見ても素敵と思えるようなデザインを意識しました。特にテキストの表紙は1巻から5巻を一貫して、日本の四季をテーマに描いています。ちなみに現在発売中の1巻は春の海を表現しています。手前みそになりますが、2巻〜5巻までもまるで絵はがきのような仕上がりの表紙なので乞うご期待です。テキストを並べて部屋に飾っても絵になりますよ(^ ^)」

スタッフ:「書店などで見かける将棋や日本伝統文化を取り扱った本は確かに渋めの装丁が多くてとっつきにくいというか敷居が高いイメージがありました。テキストの中身もいつつのテーマカラーであるクチナシ色で統一されていたり、あきこ先生が登場していて柔らかいイメージですよね。」

特徴5 購入者からの質問に中倉彰子が直接回答

彰子:「5点目は、購入者からの質問に私が直接答えられる仕組みを作ったことです。実は数日前からいつつ星ネットワーク★なるものを仮オープンしました。いつつ星ネットワーク★とは、私、中倉彰子や、将棋に関心を持っていただいた方、いつつのイベントに参加していただいた方でつくるweb上のコミュニティです。無料メンバー登録さえしていただければ、いつどこにいてもパソコンかスマートフォンでメンバー間での交流を図ることが可能になります。そして、このいつつ星ネットワーク★の中には「はじめての将棋手引帖〜Q&Aコーナー」があり、そこでは『はじめての将棋手引帖』を進めていく中で分からなかったことや、疑問に思ったことを随時受け付けているのですが、私自身もいつつ星ネットワーク★に参加しているので、ネットワークメンバーの方から質問をいただいたときには、私自身が、可能な限り迅速に質問にお答えしたいと思います。例えば分からないことがあって質問を投げかけたときに、回答までに長い時間がかかってしまうと不安になったり、何を聞いたのか忘れてしまったりしますよね。」

スタッフ:いろんな人がネットワークに参加することで、将棋に関する有益な情報や悩みなどを共有することもできますよね。

いつつ星ネットワーク★についての詳細はこちらから

最後に

それでは、最後に、今このページを見てくれている人たちに一言お願いします。

彰子:「この度『はじめての将棋手引帖 1巻』を発売しました。今はまだ1巻だけですが、将来的には5巻まで完成します。じつはもう少し早く出したかったのですが、こだわってしまうタイプで、『この順番で説明した方がわかりやすいかも』と進んでは下がっての繰り返しで予想以上に伸びてしまいまいした(笑)。でも、こだわった分、本当におすすめできるものが仕上がったと自負しています。駒の動かし方の説明の後に、何の説明を持ってくるかなど入門書によってそれぞれ違いますが、入門の説明構成も練りに練りました。将棋がすでに強い方からは、『え?こんなところまでスモールステップ?』と思われるかもしれませんが、お子さんやお母さんが「わかった!」という小さな満足を重ねながら楽しく進めてもらえるような進行構成になっています。これまで将棋は、『難しそう』といったイメージを持たれやすかったのですが、『はじめての将棋手引帖』をきっかけに将棋に対する認識が『難しそう』ではなく『楽しい』に変わればいいなと思っています(^ ^)」

2巻から5巻も乞うご期待!
2巻から5巻も乞うご期待!


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