株式会社いつつ

:お仕事 2016年7月13日

東京都府中市の家庭教育学級に登壇しました

中倉 彰子

7月1日および7月8日の二日間、東京都府中市で家庭教育学級「考える力を育む子育てとは〜ママ棋士が教える楽しく役立つ子育ての工夫」に登壇いたしました。

考える力を育む子育てについての講演を行いました。
考える力を育む子育てについての講演を行いました。

今回は子育て中のママやパパに向けての2回連続の講座だったのですが、

1回目には、いつつらしく「今日からできる考える力を育む子育て」を5つ紹介し、2回目には参加いただいたお母さんお父さんでディスカッションしながらそれぞれの家庭にあった「考える力を育む子育て」について考察していただきました。

実は今回、1回目の講座のときに参加者の方に「次回までに子どもたちと一緒に簡単な将棋のゲームを試してもらう」という宿題を出しました。

2回目に参加者の方に宿題についての話を聞くと

「子どもが3歳1ヶ月と小さかったので、将棋をするのを最初からあきらめていたのですが、今回やってみてよかったです」

「3歳3ヶ月の子どもとやりました。横に早見表を置きながらすると意外にもすぐにできるようになってびっくり。『成る』のが好きになったみたいでよく成っていました。」

「小学生の長男と次男が対局しました。将棋がもともとできるのですが、すごく集中して指しているので、驚きました」

「家族が将棋のルールを知っていました。子どもが私にいきいきとした表情で教えてくれて、改めてこんな表情するんだなーと思いました。」

などの感想をいただきました。

また、2日目のワークショップでは、子どもが小さいうちは、「靴下はけたね。」や「着替えられたね」など結果を褒めることが多く、少し大きくなって小学生くらいになると、「習い事をよく続けているね」などプロセスを褒めることが多いんだなぁなど、参加者のお母さんお父さん同士のディスカッションや、いろいろな考え方や視点・方法に、触れることで私自身もたくさんの学びがありました。

参加者のパパ・ママの意見が色々聞けて私も勉強になりました。
参加者のパパ・ママの意見が色々聞けて私も勉強になりました。

なお、今回のイベントでは両日合わせて、のべ47名の方にご参加いただき、アンケートでは、ご参加いただいた方全員に将棋について興味を持っていただけたみたいでとても嬉しかったです。

また、

「具体的に幼い子どもでもやりやすいゲームを教えてもらい、大変参考になりました。また、他のお母さんたちの話を聞くことが出来て興味深く思いました。」

「グループワーク、ワークショップが多かったのでとても楽しかったです。」

「将棋は難しいものと思っていて、とっつきにくかったですが、3つの駒からでも遊べると知って始めやすいなと思いました。」

「ほめ方を紙に書き出してみると日々の子どもとの接し方が見直せてよかったです。」

「プロセスでほめるということは大切なことだと思いました。結果だけで終わらないよう、もっと過程にも目を向けたいと思います。」

などのご意見もいただきました。

みんなんで楽しくワークショップしました。
みんなんで楽しくワークショップしました。

最後になりましたが、今回の講座を主催していただいた府中市生涯学習スポーツ課の皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。

株式会社いつつでは、今後もこのような子育て中のお母さんに向けての講座を開催していきたいと思います。

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この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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