株式会社いつつ

子育て 2016年8月26日

まだ間に合う!夏休み自由研究に役立ついつつブログ

金本 奈絵

リオ五輪も終了し、8月も残すところあとわずかです。

毎年8月とともに去りゆくのものといえば夏休み、夏休みの終了とともにやってくるものといえば2学期であり、夏休みの宿題の提出ですよね。

さて、今いつつブログをご覧になっているパパさんママさん。皆さんのお子さんはもう夏休みの宿題を全て終了させていますか?笑

これは自身の経験則なのですが、出題された宿題の半分くらいは、夏休みが始まって早々にはりきってやるのですが、残り半分は今ぐらいの時期から必死になるといった感じでした。

特に私の場合、漢字や計算ドリルはともかく、読書感想文や工作といったイマイチどう着手していいのか分からないものに関しては、また明日、明日が来ればさらにまた明日と、どうしてもギリギリまで引張てしまうクセがありました(^_^;)

そしてこの「イマイチどう着手していいのか分からないもの」の最たるものが自由研究だったんですよね。

そこで、今回は、過去のいつつブログの記事の中から子どもたちの自由研究に役立ちそうなものをいくつかチョイスしてみました。

私がなぜそんなことをしようと思ったのかというと、日ごろいつつブログを書いたり、読んだりしている中で、いつつブログには子どもたちの好奇心を刺激するヒントが随所に散りばめられているということに気付いたからです。

好奇心こそ、子どもたちの自由研究のスタートラインですよね(^ ^)

冒頭で「夏休みも残りわずか」と言いましたが、授業期間中と比較すれば、まだまだたっぷり時間はあります。

子どもたちを叱咤激励して無理にでも宿題を終わらせるという方法もあるかもしれませんが、できることなら子どもの好奇心に火をつけて、自ら進んで楽しく自由研究に取り組り組んでもらえるよう仕向けたいですよね。

※ちなみに、自由研究ではなくなってしまうので、具体的に何を研究すればいいとか、レポートの書き方の詳しいレクチャーといった内容は書かれていませんので予めご了承くださいm(__)m

1.ゲームをしよう

「ゲーム」というと「え、遊びじゃん。そんなの宿題として提出できないよ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自由研究なので特に「理科の自由研究」など指定がない限りゲームの研究も大いにありだと思います。

それに、「理科」や「社会科見学」よりも、「ゲーム」を実験のテーマに持ってきた方が、子どもたちのやる気スイッチを入れやすいですよね。

但し、今回いつつが自由研究の研究としてオススメするのは、スマホのアプリやファミコン(だいぶ古い感じですが(^_^;))などのデジタル系のゲームではなく、将棋やカードゲーム、ボードゲームなどのアナログゲームです。(「ポケモンGOでつくる私のまちのポケモン生態系」とかしてみても楽しそうですが、笑)

いつつでは、子どもたちが「自分の頭でものごとを考える」ということを非常に大切にしているのですが、それと同時に、子どもの感性を磨くために「実際に触れてみる」ということにも重きを置いています。「自分の頭で考える」という要素だけ抜き出すと、確かにデジタルゲームでも、その条件を満たすものはたくさんあるかと思うのですが、実際に何か作業等をしようと思った時、デジタルゲームではコントローラーやスマホのボタンひとつでそれらが子どもたちの代わりをやってしまいます。

しかし、実際に触れてみないと気づかないことだったり、実際に手を動かすことで新しいアイディアが生まれることもありますよね。

さて話が少し逸れたのですが、アナログゲームをいかに自由研究に活かすのかというと、①既存のアナログゲームの別の遊び方を考えてみる②ゲームの攻略法を考えるなどが挙げられると思います。

①については、以前いつつスタッフで将棋の駒を使った遊び方を考えてみました。将棋は他のアナログゲームと比較して、ルールも見た目も独特なので結構難しいんじゃないかなぁと思っていたのですが、意外にも色んなアイディアが出てきて、実際にやってみるとそれなりに楽しかったです。

ちなみに、いつつでは将棋を採用したのですが、別にトランプでもオセロでも、何ならUNOとかでもいいと思います。大切なのは「この遊び方面白そう!」と思ったら実際にやってみるということです。仮にイマイチ面白くなかったとしても「もっとこうすれば楽しくなりそう」など、新しい遊び方に修正や改善を加えることでより楽しいゲームが出来上がっていき、この試行錯誤こそが研究になるのです。

続いて②についてですが、発想の自由度が試されるものを除くと、基本的に知育アナログゲームに関しては、知識と経験がある分、子どもより大人の方が圧倒的に有利だと思います。そこで、子どもたちにパパやママに勝つにはどうすればいいのか、その攻略法を子どもたちに考えてもらうというのはどうでしょうか。以前にいつつブログでオススメの知育アナログゲームを紹介しているので、ぜひパパ・ママも子どもたちと一緒に楽しんでみてください。ちなみにパパ・ママが強いという前提なので、自分が簡単に負けてしまいそうな苦手なゲームのチョイスはできれば避けることをオススメします、笑

2.日本伝統文化を体験してみよう

私が小学校の頃はあまり主流ではなかったのですが、今どきの小学生の間では夏休みの自由研究でものづくり体験をすることが流行っているらしいのです。

確かにものづくり体験はいい勉強になりますよね(^ ^)

普段なんとなく使っているものや食べているものがどういう製造過程を経てできているのか、案外大人でもわからないことも多いですし、日本は手作業にしろ機械を使っているにしろ、技術が世界水準なのできっと子どもたちも「日本のものづくりカッコイイ」と目を輝かせるはずです。

それに、これはちょっぴりズルい考え方なのですが、ものづくりの現場を見学し、ものづくりを体験すれば、自由研究と工作、2つの夏休みの宿題が完了しますよね、笑

それでは、なぜ今回いつつブログでは体験型の中でも「日本伝統文化」をオススメするのかというと、まず子どもたちにとっていい思い出になるからです。

つい先ほど、大人でも普段使うものの製造過程をほとんど知らないという話をしましたが、恐らく今の子どもたちにとって、日本伝統文化というのは、普段使うけど製造過程を知らないどころか、普段触れる機会すらあまりないのではないかと思います。夏休みという特別な時間は、子どもたちに普段できないことをさせてあげられる絶好のチャンス。ぜひこの期間を利用して、漆の食器や紹介記事にもあるような金箔、ものづくりではないですが落語など今まで見たことのないもの、触れたことのないことを体験させてみてあげてください。きっと子どもたちにはそれらが新鮮に映り、ワクワクすること間違いなしです(^ ^)

また、日本伝統文化には常に「歴史」というものが付随しますよね。学校の授業で歴史を習うときは、時代や年代ごとに色んなトピックスが入り混じっているのですが、例えば「落語史」や「扇子の歴史」などある1つのテーマに絞って、その歴史を深く探るというのは自由研究としてとても面白い気がします。


3.料理してみよう

よくテレビ番組などで、ラーメン屋店主の方が「究極のスープを作るのに○年もの歳月を費やした」なんてエピソードが紹介されますが、つくづく料理は自由研究にぴったりだなぁと思います。

材料や分量など、色々試行錯誤しては味見をし、1番美味しくできるレシピを考えるというのは、すごく実験っぽいような気がするんですよね。

私もついこの間カレーを作るのに、どのメーカーのルーをどれくらいの割合で混ぜるといいのかとか、辛さは中辛と辛口かとか、隠し味には何がいいのかとか、具はどれくらいの大きさがベストなのかなどあれこれ考え、色々調べました、笑

何かの究極の味を求めるとなると、それなりに時間もコストもかかりそうなのですが、例えばプリンに何をかけると美味しいのか(昔プリンに醤油をかけるとウニ味になるなんていう都市伝説もありましたね)とか、いつも捨ててしまう野菜の皮を美味しく調理する方法を考案するとか、絵本に出てくる美味しそうな料理(例えば「ぐりとぐら」に登場するパンケーキ)を再現してみるなど、わりとお手軽にできそうなことも探せばいっぱい出てくるような気がします。

食べ物で自由研究とか、「食べ物を粗末にするな」と一喝されるのかもしれませんが、五感をフル活用する料理は、子どもたちの好奇心を駆り立たせる上でとっても有効だと思います。

ただ、包丁を持ったり、火を使うなど危ない場面がある場合は、ちゃんと子どものそばにママやパパがついて子サポートしてあげてくださいね。


4.歴史を辿ってみよう

2番の一部とかぶる部分もあるのですが、ものの歴史を辿っていくと意外なルーツに辿りついたり、某番組のように思わず「へぇ〜」と言ってしまいそうなトリビアが潜んでいたりします。

過去のいつつブログでは、これまで将棋の歴史やルーツ、成り立ちなどについて色々紹介してきたのですが、「将棋のルーツは実はインド」とか、「チェスと将棋は兄弟」とか、はたまた「将棋の王将を作ったのは豊富秀吉」なんていう逸話も出てきて、「将棋」というキーワード1つで、自分の世界を想像以上に広げることができたように思います。

歴史とは長い年月をかけて紡いでいく1つの物語のようなもので、ストーリーが長い分、面白いろいエピソードも、その上に乗っかってくるというわけですね。

さて、あらゆる物事の歴史の調べ方に関してですが、資料館などに行って学芸員や案内係の方に詳しく話を聞いてみるのもいいと思いますし、多種多様な専門書があるので図書館に行くのもいいと思います。ただ、専門書には難しいものもあるかもしれないので、3番同様にここでも、パパやママが付いて行ってあげるというのがいいと思います。

なお、歴史をテーマに自由研究をする場合、地図や年表などを利用するとより自由研究っぽさが出ていいと思いますよ(^ ^)


5.調べ物は紙媒体で

いつつブログの直近の記事に、調べ物をするときは毎回グーグルで検索するのではなく、たまには図鑑などの紙媒体を開いてみようという内容のものがあります。調べものに紙媒体を利用することの良さは、知りたかった内容の他にも、その記載がある周辺に色んな情報が散らばっており、それが子どもたちの好奇心をどんどん広げていくことにあります。

欲しい情報が手に入ると、それでおしまいなのではなく、ちゃんとその情報の周辺にも、写真だったり文章だったり別の情報があることです。実際ブログの記事内でも。クワガタをきっかけに開いた図鑑でしたが、最終的には、スマトラ島にまで話が広がっていましたよね、笑

冒頭でも述べたのですが、子どもの好奇心こそ自由研究のスタート地点になります。何について研究をするのかもう明確に決まっているというならともかく、まだ研究テーマを何も決めていないという方がいればぜひ1度新聞や図鑑といった紙媒体を開き、それらを一緒に読むことで子どもたちの好奇心が向かう方向を拾い上げてみてください。

ちなみに、読書感想文もまだ間に合います、笑 ご興味あれば、ぜひ一度読んでみてください(^ ^)

夏休みに将棋の研究がしたいという方は、まずは将棋盤駒を準備しましょう٩( ‘ω’ )و

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この記事の執筆者金本 奈絵

株式会社いつつ広報宣伝部所属。住宅系専門紙の編集記者を経て現在に至る。

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