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連載:東京新聞「子育て日記」 2016年5月9日

三人三様の運動会 -プロ女流棋士中倉彰子 子育てブログ

中倉 彰子

秋晴れの良いお天気。今日は我が子が通う保育園の運動会。3人の子供達は、それぞれのクラスの出し物に参加します。

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私の職業は「女流棋士」。主な仕事は、将棋の対局やイベントへの出演、アマチュアへの将棋指導等々。数年前には、NHKの将棋番組の司会を務めた事もあります。

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4年程前に、同じ女流棋士17名で、新しく「日本女子プロ将棋協会(LPSA)」という法人を立ち上げました。現在は、事業や営業を担当し「女性や子供達への将棋普及」の活動を行っています。
女流棋士と3児の母。将棋も育児も全く読み通りに進まず、悪戦苦闘の毎日!ですが、そんな姿をエッセイで綴ってみようと思います。世の中のお母さん達と、少しでも気持ちを共有できたら嬉しいです。
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今回は第1回目。運動会のプログラムに沿いながら、子供達の紹介をして行きましょう。
トップバッターは、1歳、末っ子のシン。今回は乗り物競争に出場です。シンは段ボールの箱に乗るだけなのですが「イヤ~!」と号泣。いつもなら大喜びなのに…。シンは眠かったようで、朝の早起きがたたってしまいました。乳児はタイミングが重要ですね。

次は、3歳になったばかりの次女のマキ。出し物は『おばけなんてコワくない!』。

マキ「おばけが途中からくるけどね、がんばって宝物をとるの。」なるほど、ゴールの近くには、白い被り物をした、先生おばけちゃんの姿が。スタートの合図に、一心不乱に宝物に向かってダッシュするマキ。洗濯バサミに吊るされた宝物をゲットしニッコリ。日頃、歯磨きから逃げ回り、鍛えている足が光りました。

最後は、6歳の長女、マイの遊戯。年長のマイにとっては、今回が保育園最後の運動会。鉢巻をしてバチを持ち、凛々しい姿で登場。これはしっかりカメラに納めなくては!

シンをおんぶしながら、必死の形相で好位置をキープ(笑)。充電切れ寸前のカメラに焦りながらも、なんとか無事撮り終える事に成功。0歳から保育所でお世話になった長女が、こんなに成長したのね、と感慨もひとしおでした。
秋の運動会、最後はクタクタになりましたが、たくさん楽しませてもらいました。

**子供語録**
子供達の、何気ない会話に出てくる面白トークを、毎月集めてみます。
〈長女マイ〉
運動会の前日。夕食・シャワー・歯磨きを、なんと18時40分に済ませ、そのままベッドへ。
マイ「ママ、早く寝ないと明日起きれないよー!」
大人はこんなに早く寝られません。

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この記事は、東京新聞にて中倉彰子が連載している「子育て日記」と同じ内容のものを掲載しております。
:『東京新聞』2011年10月21日 朝刊

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この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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