将棋を学ぶ 2026年9月4日
将棋も子育ても「相手の手を読む」のがむずかしい!3手詰でつまずいた時の進め方
「3手詰」の壁と「3手先を読む」ということ
「1手詰」が解けるようになってきたので、次は「3手詰」に挑戦してみようと取り組んでいるのですが、急に難しくなってきたようです。と、ママさんたちから相談を受けることがあります。
「1手詰」が解けるようになったから、次は「3手詰」。ステップアップしていく向上心は素晴らしいですね。ただ、「3手詰」の問題を解くには、3手先を読まなくてはいけません。
「3手先を読む」とは、
自分が指した後→相手の指し手を考える→その手に応じた自分の手を考える
これを頭の中で盤を動かさずに考えることを指します。
相手の応手、これが「3手先を読む」ことのハードルを上げているんですね。いつつ将棋教室でも「1手詰」を160問解いた後に「3手詰」に進むのですが、ここから子どもたちの解くスピードがぐんと遅くなります。

将棋も子育ても「相手の応手」がむずかしい
自分の手だけ考えていればよかったのに、相手の応手も考えないといけない3手の読み。子育てに当てはめるとどうでしょう。
子どもに良かれと思って指す1手、次は子どもの応手。3手目にまた自分の手番。これがなかなか思い通りにいかないですよね。子どもにも子どもの言い分がある2手目、本当に思いもよらない応手が飛んできます。3手の読みどころか、2手先も難しい。正解手はいったい何なのか…。子育て中は、時に悩みの連続です。相手の手を読む、ということは、将棋でも子育てでもハードルが高いものです。
ただ将棋の場合は、たとえ相手が思いもよらない1手を指し、読み通りにいかずガックリしたとしても、対局中は後悔する時間がもったいないので、すぐに気持ちを切り替える方が得策です。
また、「指した手が最善手」という言葉もあります。対局中は「まった」はできませんので、自分が指した手が一番いい手だったと自信をもって進めたほうがいい、ということです。指した手が最善手だったと思って進めるほうが、迷わないためにも実は大切だったりするのです。それに、仮に自分が信じた手が最善手じゃなかったとしても、反省は終局後の『感想戦』ですればいいのですしね。
いずれにしても、子育ても将棋も、相手がいるからこそ「難しい」と同時に「楽しい」と感じられるのだと思います。

3手詰へスムーズに移行するために
さて、冒頭で触れた「1手詰から3手詰への移行」ですが、もしかしたら挑戦するタイミングが少し早かったということも考えられます。もう少し1手詰を『詰みの形を覚える』くらいまで何度も解いてみる、のもおすすめです。
また3手詰、といっても、初級・中級・上級と難易度があります。同じ3手詰でも難易度は意外と幅広いんですね。そのため、最初に取りかかる3手詰は「実戦型」と呼ばれるものをおすすめしています。
実戦型とは、桂・香が最初の位置に配置してあるもので、名前の通り、実戦にでやすい形です。これは比較的読みやすいものが多いので、3手詰に挑戦しはじめたお子さんでも解きやすいかと思います。
初級の3手詰からはじめ、徐々に難易度をあげながら様々なバージョンの3手詰にぜひチャレンジしてみてくださいね。
将棋のほん
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