将棋を学ぶ

2016年5月9日

名人戦で使用される将棋盤駒をいつつが購入させていただきました

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公益社団法人日本将棋連盟が発売した「名人戦で使用される将棋盤駒」を、いつつが購入させていただきました。

「ホンモノの日本の伝統文化を世界中の子どもたちのすぐそばに」の理念のもと、いつつは活動を続けています。和装した私が畳の上に座り、駒を並べ始めると、周りを囲んでいる子どもたちは皆、静かにそして真剣にその所作を見つめてくれます。誰に言われるわけでもなく、自然と正座になって。

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目に見えるものではない、言葉で伝えるものでもない。
それは、空気なのでしょうか。

伝わるのは「空気」

子どもたちはその「空気」をしっかりと感じてくれます。
子どもたちの感受性に、私は毎回感動させられます。
子どもたちの、あのキラキラとした目が、私は大好きです。

子どもたちのために、
「いつつ」ができることはなんだろう。
「いつつ」は何ができるだろう。

悩みなら考え続け、試行錯誤をしながら、
日々活動を続けています。

私だけでも伝わるのだから、
ホンモノの将棋盤駒があれば、
もっともっと子どもたちに、「何か」が伝わるはず。

職人さんが想いを込めて大切に作った盤、
職人さんの高い技術があってこそ作り上げることができる
駒、駒箱、駒台…。
長い年月をかけて育つ材料の木。
駒には御蔵島の柘植、そして盤に榧。ともに日本の木です。

そして、将棋界最高峰の名人戦という舞台で対局する
羽生善治名人と佐藤天彦八段。

そのお二人が……この盤駒を使って対局をする。
職人さんの想いや情熱、棋士が名人の座をかけて
2日間にわたって繰り広げる一局。

そんなあふれる「ホンモノ」を子どもたちに感じてもらいたい。
様々な想いが詰まっている今回の将棋盤駒を、
いつつでは、これから子どもたちのために使わせていただきます。

職人さんたちにとっては、もしかしたら本意ではないかもしれないのですが、
タイトル戦でしかお目見えしないであろうとても貴重な盤駒、
名人戦以降は、プロ棋士にではなく、子どもたちに触れてもらいたい。

例えば、
プロ棋士に憧れている子どもなら、名人になった気分を感じるかもしれない、
榧の盤と柘植の駒に触り、日本の職人の技をを感じる子もいると思う。
自分の年齢より遥かに長い年月かけて育った木のぬくもりを感じる子
……などなど。

そして、この体験をきっかけに「将棋をやってみよう!」と
思ってくれる子どもがいるかもしれない。
もしかしたら、
その子は将来の名人になる子かもしれない。

この体験をきっかけに「職人になりたい!」と
思ってくれる子どもがいるかもしれない。
もしかしたら、
その子が作った駒が、未来の名人戦で使われることになるかもしれない。

子どもたちに、この素晴らしい将棋盤駒に触れてもらうことで、
将棋の物語や日本の伝統文化を体験してもらいたいのです。

将棋には、対局だけではない、その前後にも
さまざまな物語が秘められています。
そういった将棋に流れる物語を感じ取るに、
これ以上の盤駒はない。
いつつはそう考えています。

「ホンモノの日本伝統文化に触れた経験」を、
子どもたちなりに活かしてもらえたら、
いつつとしてこれ以上の幸せはありません。

現時点では、8月に神戸新聞社さん主催の「内藤國雄杯争奪兵庫県アマ王位戦」小中学生部門で、9月に神戸市社会福祉協議会さんのこべっこランドでの親子向けイベントで、それぞれこの盤駒を子どもたちに使ってもらう予定です。

この盤駒を使って、子ども大会の決勝戦を行いたい、
将棋イベントや日本文化イベントに使いたい、
といったご要望がありましたら、
お気軽にお問い合わせください

いつつの理念
「ホンモノの日本伝統文化を世界の子どもたちのすぐそばに」
これからも続けて参ります。

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この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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