2026年4月3日
将棋初心者あるある…勝てない「王手」していませんか?勝つための「王手」、教えます!
将棋を始めたばかりの頃は、相手の王様に迫る「王手」をかけるのがとても楽しいものです。しかし、ただやみくもに王手をかければ良いというわけではありません 。
今回は、上達するために知っておきたい「意味のある王手」についてお話しします。
①将棋の「王手」は、他の「王手」とはどう違う?
日常会話やニュースの見出し(プロ野球の「優勝に王手!」など)で使われる「王手」は、「あともう一歩で勝利!」というニュアンスで使われることが多いです 。
しかし、将棋における「王手」は少し意味合いが異なります。
まず、王手をしてから勝つまでには距離があります。将棋は王手をかけただけでは勝てないゲームなのです。「王手は追う手」という言葉があるのですが、将棋では王手をかけたとしても、相手が回避できる状態であれば、王手を続けても相手の王様を逃がしてしまう「追う手」になりかねません。そのため、将棋における「王手」は、回数よりも質が重要です。初心者のうちは王手をたくさんかけたくなりますが、むやみやたらに王手をかけるのをグッと我慢できるようになることが、レベルアップへの一歩です。

②意味のある「王手」にするための「準備」とは?
「王手をかける」から「王様を捕まえる」という行程の間には、実はとても長い距離があります。その距離を埋めるためには、事前に下記2つの準備が重要です。
(1) 守りを取り払う:王様の周りにいる守備の駒をどかす準備が必要です。
(2) 逃げ道を塞ぐ:王様が逃げられないように、あらかじめ逃げ道を封じておくことが大切です。
こうした準備を整えてからかける王手こそが、相手を追い詰める「意味のある王手」に繋がります 。
③準備ができていなくても有効な「王手」とは?
②で、王手には準備が重要だとお伝えしました。ただし、それは「相手の王様を取ることを目的としている場合」です。ではどんな場合だと準備ができている必要がないのでしょうか?
その答えは「王手を利用した両取りを目的としている場合」で、「王手〇〇取り」と呼ばれます。
王手をかけながら、同時に他の駒(飛車など)を狙う状況を作ることです。相手は絶対に王様を守らなければならないため、もう片方の狙った駒を確実に取ることができます。例えば「王手飛車取り」ができれば、対局を有利に進める大きなチャンスになります。一方、この王手をされた側は、一番大事な玉の次に大事な飛車を取られるわけですから、目から火が出るほどの絶対絶命の大ピンチとなります。
このように、王手は状況によって「悪手」にもなりますが「好手」にもなります。上手く「王手」ができるようになればランクアップ間違いなしです。
【豆知識】「王手!」とは言わないのがマナー?
実は、将棋の対局中に声に出して「王手!」と言う必要はありません。むしろ、公式のマナーでは言わないこととされています。
将棋は「お願いします」の一礼で始まった後は、駒の音だけが聞こえる静寂のゲームです。「王手」の言葉はぐっと抑えて、心の中でつぶやくようにしましょう。
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