将棋を楽しむ

2016年11月1日

子どもの将棋道具の選び方〜盤編〜

以前にいつつブログで「子どものための将棋道具の選び方〜駒編〜」という記事を書かせていただいたのですが、駒だけでは将棋を指すことはできませんよね。

そこで今回は、「子どものための将棋道具の選び方〜盤編〜」と題して(そのままですね(^_^;))、様々な将棋盤の特徴や選ぶ基準についてご紹介したいと思います(^ ^) なお、今回もお子さんに将棋道具を購入してあげるというシーンを想定しています。

子どものための将棋道具の選び方〜駒編〜 | 株式会社いつつ
いざ何かを始めようと思ったときに、「どんな道具を揃えれば良いのか」 というのは意外に難しい問題かと思います。「いつまで続くか分からないもの...

1.木

いつつでは子どもの感性を豊かにしてくれるという考えから、駒と同様に盤も木製(中でも国産木)のものをオススメしています。

畳の部屋が主流だった頃には、一家に一台脚付将棋盤がありました。
畳の部屋が主流だった頃には、一家に一台脚付将棋盤がありました。

木製の盤は大きく2種類に分けられ、プロ棋士の対局などで使用される脚付のもの(いつつブログで度々出てくる『いつつの盤』(第74回名人戦第3局で佐藤名人と羽生さんが実際に使用したもの)もこの脚付盤です)と卓上のものに分かれます。

今でこそ、脚付盤を目にする機会が減りましたが、かつては必ずと言っていいほど一家に一台この脚付盤があり、子どもたちとお父さん、おじいちゃんなど家族みんなで将棋を楽しんでいました。しかし時代の流れとともに、畳の和室がフローリングの洋間へと変わりゆく中で卓上の盤が台頭してきます。卓上であれば机やテーブルの上に置くことができるので、現代のライフスタイルでも十分に将棋を楽しむことができます。

先ほど、子どもの感性を豊かにする上では木製の盤がオススメというお話しをしましたが、木製盤には1つだけ難点があります。それは、他の素材でできた将棋盤に比べて木製盤が重いということです。

卓上のものであれば、まだそれほどではないのですが、脚付のものとなるとかなりずっしりしています。 なので、家で将棋を指す分には木製のものが1番オススメですが、旅行や友達の家に持って行って将棋を指すなど、移動を伴う場合にはあまり向かないかもしれません。

2. ゴム

1番で木製の盤が重いので移動時には適さないというお話しをしたのですが、盤の軽さ、持ち運びやすさから将棋大会など色んな場面で使用されているのがゴム盤です。

ゴム盤には軽くて持ち運びしやすいことの他、木製盤と比較して厚みもほとんどないので、収納に便利、汚れにくいという利点を挙げることもできます。

お子さんがまだ小さい場合、炊事など家事中も子どもから目が離せないということがあるかと思うのですが、ゴム盤であればダイニングテーブルでジュースなどを飲みながら子どもが将棋を指していても安心ですよね。

持ち運びに便利なので、イベントなどでよくゴム盤が使用されます。
持ち運びに便利なので、イベントなどでよくゴム盤が使用されます。

但し、単純に将棋というゲームを楽しむというのであれば、ゴム盤は非常に使い勝手のいい代物ですが、日本伝統文化としての将棋を身に付けたい場合は、駒編でお話ししたプラスチック駒同様ゴム盤では少しもの足りないような気がします。

3.マグネット

こちらは駒とセットで購入しなければなりませんが、マグネット盤もまた移動時に適した将棋盤だと思います。

特に、新幹線や飛行機など揺れる乗り物の中でも、盤上の駒がずれたりしないので、途中で並べ直したり、盤上が乱れるということはありません。

しかしながら、私個人的には子どもさんがまだ未就学児の場合はマグネット盤をあまりオススメしません。というのも、マグネット製の盤や駒は非常に小さいサイズのものが多く、小さな子どもたちには扱いづらいからです。

マグネット製かどうかにかかわらず、将棋盤のサイズの選び方というのは実は意外に難しいポイントだといえます。小さすぎると扱いにくく、かといって大きすぎると子どもの目が全体に行き渡らなくなってしまうんですよね。

盤面が大きい場合は最初は5×5に限定したところから始めてみるなどの工夫が必要になるかもしれません。

4.布

「持ち運びしやすい」「汚れても大丈夫」「子どもが親しみやすい」というマルチな要素を兼ね備えているのがこの布盤だと思います。

持ち運びしやすく、デザインも親しみやすい布盤もオススメです。
持ち運びしやすく、デザインも親しみやすい布盤もオススメです。

布製の盤であれば、小さく折りたためるので、ハンドバッグなどにもすっぽり収めることができるうえ、仮に飲み物などをこぼしたとしても洗濯することができます。

それに、布盤の一番大きな特徴は、他の盤と比較してデザインを自由に楽しむことができるという点です。

日ごろ子どもたちに将棋の魅力を伝える活動をしていて感じることなのですが、将棋がなかなか子どもたちの日常生活に浸透しない理由の一つに将棋=(イコール)難しそう、や将棋=(イコール)格式高いというイメージがあることが挙げられるようにに思います。そして将棋がそのように誤解される原因の一つが、将棋の渋過ぎる見た目になるのかなぁと思います。

いつつでも、「いつつ特製の布盤+駒袋」という商品を作っているのですが、そちらでは、布盤にクチナシの花や若木といった日本の伝統的な植物のデザインをあしらった温かみのあるデザインを用いています。そうすることで子どもたちや、子どもに将棋道具はちょっと渋すぎるかなというお母さんお父さんにも将棋を身近に感じてもらい、親しみを持って遊んでもらえるんじゃないかなと思います。

ちなみに、布盤は誰かにプレゼントする場合やママどうしで将棋を楽しむ場合なんかにもおすすめですよ(^ ^) さて今回は様々な将棋盤についてご紹介させていただいたのですがいかがでしたでしょうか。それぞれに個性があるので、シチュエーションに合わせて色んな将棋盤を揃えるというのも将棋を楽しむ一つの方法かもしれませんね(^-^)

他にもいつつブログでは、将棋を楽しむための記事がたくさんあります。ご興味あれば、ぜひご一読ください。

将棋駒で9種類の書体を見比べてみよう | 株式会社いつつ
このたび、いつつでは初めて将棋を指す親子向けに将棋教室を開催させていただくことになったのですが、より皆さまに将棋を楽しんでいただくべく、...
親と子で歴史を紡ぐ。将棋道具を「受け継ぐ」ことのススメ。 | 株式会社いつつ
「ものを受け継ぐ」ということは、今そのものを所持している人が、次の人にそのものを渡すことを言います。本来「もの」とは、生産されてから時間...

将棋をはじめて習ってみたい!とお考えの方にオススメの、プロ女流棋士中倉彰子監修の「入門セット」も販売中ですよ〜!

株式会社いつつのメールマガジンでは、将棋など日本伝統文化を活かした子育てについての情報を無料で発信しております。是非ご登録ください。

いつつのメールマガジンに登録しませんか?
株式会社いつつの無料メールマガジン登録フォームです。月に2回ほど、将棋や子育て、日本文化に関するメールマガジンをお手元にお届けします。

この記事の執筆者金本 奈絵

株式会社いつつ広報宣伝部所属。住宅系専門紙の編集記者を経て現在に至る。

いつつへののお仕事の依頼やご相談、
お問合せなどにつきましては、
こちらからお問い合わせください。

078-599-5081 株式会社いつつ

10:00 - 17:00 定休日:土日祝