神戸新聞「随想」

2017年6月12日

自動メイクで鬼に「金」棒

先日、東京都が国と連携して「テレワーク推進センター(仮称)」を設けるとの報道がありました。実は私も、東京の自宅と神戸の会社をネットワークで接続しながら仕事をしています。通勤時間ゼロ、自宅にいながら会社のみんなと打ち合わせができるのは、仕事に家事、ママ業に嫁業(こちらは半分主人は諦めているかも!?)と、常に時間に追われている私にとって、本当にありがたいシステムだと日々実感しています。

さて、将棋には「金将」という駒があります。金将は、通常、「玉」のそばで玉を守るための働きをします。家庭の指揮官である母を、少しでも多忙から守ってくれるテレワークは、忙しい現代女性にとって、将棋の玉を外敵から守るまさに金将のような存在なのかもしれません。

そういえば最近、ビデオ会議中の顔にメイク(化粧)を自動合成するうアプリが資生堂と日本マイクロソフトの共同開発で発表されました。
正直なところ、自宅勤務のときは、メイクをする時間もなんだか惜しいような気持ちになってしまうので、とてもいい働きかけだと思います。「鬼に金棒」ではありませんが、「忙しいママに自動メイク」で、ママたちのモチベーションが上がり、少しだけパワーアップしたような気持ちになれます。

自動メークは忙しいママの味方
自動メークは忙しいママの味方

「私もこのアプリ欲しいなぁ〜」。そんなことを考えていると、もうこんな時間。子どもたちが帰ってきて家の中はいつの間にか戦場に。「さっさと宿題しなさい!!」。おっと、うっかりしていると鬼の怒鳴り声が神戸の会社に響きわたります。

この記事は、神戸新聞「随想」にて、中倉彰子が寄稿したものと同じ内容のものを掲載しております。
:『神戸新聞』2017年2月22日 夕刊

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この記事の執筆者中倉 彰子

株式会社いつつ代表取締役、女流棋士。女流アマ名人戦連覇後、94年高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。プロとして公式戦を戦うだけでなく、NHK杯将棋トーナメントなどテレビ番組の司会や聞き手、イベント司会などでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、育児と仕事の両立に奮起。2007年日本女子プロ将棋協会設立に参画。事業部長として、地域や子どもたちに長く親しまれるイベント作りを心がけている。子育てエッセーを地方紙7新聞に連載し、近年は将棋と知育・育児を結びつけるような活動を広く展開。2015年10月株式会社いつつを設立、代表取締役に就任。女流二段。法政大学人間環境学部卒。@AKIKOPDG

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