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将棋ざんまいの夏休み

夏休みも終わり、通常の学校生活に戻りました。子どもたちは嘆いていましたが、私は「ようやく終わった!」とホッとしています。 小学1年生のシンは、将棋道場に行ったり大会に出たりと、将棋ざんまいの夏になりました。

夏休みに色んな子ども将棋大会に参加した末っ子のシン。
夏休みに色んな子ども将棋大会に参加した末っ子のシン。

まずは、毎年渋谷のデパートで行われている子ども大会へ。シンのコーチ役の次女マキも同行。マキは「絶対勝つんだよ」と、いつもの強気の応援でシンを送り出しました。 一回戦の対局中、ちょっとしたハプニングが発生。子どもたちの対局は指し手が早く、シンの対局も互いにどんどん指しているうちに、どちらの手番かわからなくなってしまったようです。 シンは係の人を呼ぼうとしましたが、気づいてもらえず、相手の男の子と相談し、二人で手数を数えてみることに。無事手番も分かり、互いに納得して再開。ママに頼らず、自分で解決できた姿にちょっと成長を感じました。 この日は予選通過後、本戦の一回戦で負けました。勝ち上がるのは難しいです。 別の日は、東京ビッグサイトが会場の大会へ。今回はママと二人。お弁当を持って、電車で出掛けました。一回戦は勝ち。二回戦は相手がなかなか来ず、しばらくして係の人に不戦勝を告げられ、うれしそうなシン。次はなんと大きなお兄ちゃん。恐らく中学生で、とても強そうです。 結果、負け。でも、この日の一番いい顔をしていました。棋力差があっても、やっぱり悔しそう。終わった後、お兄ちゃんから「ここはこの手が良かった」と教わり、真剣にうなずく姿に、「負けて強くなる」だなと思いました。 夏休みの最後の週は、地元の大会に参加。私は出張があり、私の妹に連れて行ってもらいました。私が夜遅く帰ると、シンが泣きマネをしながら「ママ、次の大会いつあるの?」。マキが「シン、仕方がないでしょ」となだめると、おもむろに「じゃーん!優勝しました」と表彰状を私の眼の前に。二人でお芝居を考えてママをビックリさせようとしたのです。ちょっとわざとらしい感じではありましたが(笑) 十人ほどの小さな大会でしたが、シンにとってはうれしい夏休みの思い出になりました。

この記事は、東京新聞にて中倉彰子が連載している「子育て日記」と同じ内容のものを掲載しております。
:『東京新聞』2017年9月8日 朝刊

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