将棋を楽しむ

2015年12月13日

府中の将棋道場

今月で私が子供時代にお世話になった府中道場が閉鎖されると聞いて、ご挨拶に行ってきました。女流棋士中倉彰子の基礎を育ててくれた大切な場です。

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私が通っていたころの席主の小野田先生はお亡くなりになっていて、跡を継がれているのは息子さん(といっても私よりずっと年上)です。道場の引き出しには、私が通っていた頃の子どもたちの写真もたくさん残っていて、先生も懐かしく思っていてくれたのかな、なんて想像していました。悪い手を指すと扇子でポンと叩かれる。怖い感じはまったくしなくて、とても優しく見守ってくれていました。将棋の勉強の仕方や内容について口やかましく言われたこともなく、ただただ温かい方だったなという印象です。

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今となってはめずらしい、和室の道場。将棋道場では、段級位のところに名前の札があり、まだ私の札も残っていました。なんにも変わっていないはずなのに、両親のお迎えを待っていた窓の縁は、とても低く感じられました。

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先生の膝の上に乗って、電気毛布に包まっていたのを覚えています。それくらい小さいころから通っていたんだなと。今から考えると、子どもである私たちを楽しませてくれる工夫がいろんなところに。模造紙を貼って勝ちグラフをつくったり、いろんなタイプのリーグ戦やトーナメントを開催していたり。本当に楽しめるようになっていました。そういう工夫は私の子ども教室でも必要だなと改めて学ばせていただきました。ただ勝った負けたという対局だけではなく、みんなで見てモチベーションになるような工夫。私も頑張らないとー!

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自分が子どもに教える立場になった今でも、府中道場から学ばせてもらっていることに気づきました。小野田先生、いつまでもご指導ありがとうございます。

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この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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