将棋を楽しむ

2016年6月22日

将棋は最強の木製玩具! 盤駒を使った新しい遊び方5つ

いま子育て業界において「木育」という言葉が注目を集めているのはご存知でしょうか?

木育とは、幼い子どもたちに木を身近に感じてもらうことで、木の好きな人を育てようというもの。幼いうちから木製玩具などを通じて木に触れさせることで、子どもの五感を育み、感性豊かな心の発育を促進する効果があるといわれています。

さて突然ですが皆さん、木製玩具といわれてどのようなものを想像しましたか?

きっと木馬や積み木など、可愛い木のおもちゃを想像したと思います。しかし、私たち日本人が忘れてはならない木製玩具の存在が1つありますよね?

はい。それは将棋です。

将棋は日本伝統の木製玩具
将棋は日本伝統の木製玩具

あまりにも容姿が渋すぎて、「本当におもちゃの分類なのか?」とか「子どもというよりむしろ大人が楽しむためのものではないのか?」と疑問に思われるかもしれませんが、将棋は、どんなに渋かろうと由緒正しき日本の伝統的木製玩具なのです!!

ですので、幼いうちから子どもたちに将棋に触れさせることで、きっと木育になるし、さらに、将棋には他の木製玩具にはないゲーム性や戦略性といった特徴もあるので知育玩具としての機能も兼ね備えているといえます。

「木育」と「知育」。この二つを両立できる将棋は、最強の木製玩具と呼べるのではないでしょうか?

とはいえ、幼い子どもに複雑な将棋のルールや戦略を教え込むのには抵抗があるという方も大勢いらっしゃると思います。

でも、安心してください。

今回は誠に勝手ながら、弊社の方でいくつか「将棋盤駒を使った将棋ではない遊び」について提案することにいたしました、笑

どこまで、皆さんに楽しんでいただけるか分からないのですが、弊社スタッフ一同、自信を持って「おもしろい!」と思ったものを選りすぐったので、ぜひ一度トライしてみてください。ちなみに、ルールは簡単なものや、トランプなど私たちが慣れ親しんだカードゲームをアレンジしたものばかりです。

1.駒積み上げ対決

大駒小駒を上手く組み合わせよう
大駒小駒を上手く組み合わせよう

こちらのゲーム、ルールは簡単。制限時間60秒以内にただ将棋の駒を上へ上へと積み上げるというものです。最終的に1番高く駒を積み上げた人が勝ちとなります。

一瞬、「え、何が楽しいの??ただの積み木じゃん」って思う方もいらっしゃると思います。しかしこのゲーム、単純明解なルールとは裏腹に、けっこう頭を使わないと勝利をおさめることはできません。

まず、ゲームに勝つためのコツとして、将棋駒の特徴を把握する必要があります。

将棋の駒は原則8種類40枚。しかし、8種類の駒全てが同じ枚数ずつあるわけではありません。将棋をする方なら誰でもご存知でしょうが、王と飛車角が各2枚、金銀、桂馬、香車が各4枚、歩が18枚となっています。また、将棋の厚み(高さ)にも駒の種類により差があります。一般的には玉がもっとも厚く、次に飛車角、金銀、桂馬と香車、最も薄いのが歩となっています。(中には全て厚みが均一なものもあります)

当然ですが、盤の上にバサッと駒を出したときに1番目に付きやすいのは、数で圧倒的優位を誇る「歩」なのですが、序盤でこの「歩」を大量に積み重ねることは、このゲームにおいて得策とはいえません。

なぜなら1番厚み(高さ)がなく、盤に置いたときの表面積も小さいため、積み上げた駒の足元が安定しにくくなるからです。

理想的なのは、序盤に駒の山の中から、厚みのある駒(王や飛車、角)を素早く抜き取りそれらを確実に積み上げ、時間的に追い込まれてきたら、できるだけたくさんの歩を上に乗せるといった感じです。

しかしこれを60秒という微妙な制限時間の中で、どこまでどの作業を行うのかはよく考えなくてはいけません。自分の動体視力を信じてあまり分厚い駒探しに時間を割かないのもありだし、逆に手先が器用な人は駒探しに時間をかけて積み上げる作業にかける時間を割いてもいいかと思います。

私も実際に時間を計ってやってみました。序盤は厚みのある駒を集めるのに時間がかかってしまい、中盤焦りが出て積み上げ方が雑になり、最終的には中盤での積み上げ方が原因で駒の塔が歪みそして崩壊してしまいました、笑

2.駒合わせ

意外な奥深さに子どもだけではなく大人からも人気
意外な奥深さに子どもだけではなく大人からも人気

こちらは2人〜5人での対決となります。

まず、1人につき8枚ずつ将棋の駒を配布します。その際、自分に配られた駒は、自分以外の人に見られないように、 また配った人もその人に何を配ったかわからないようにしてください。そして1人親を決めます。
まず親は、自分の持つ駒の一枚を、全員に見えるように置きます。次に親から時計回りで隣になる人が、もし親が出した駒と同じ駒を持っていれば出すことができ、持っていない、あるいは出 したくない場合はパスします。パスの場合はまた次の人がに順番が回り、同じ作業を繰り返します。親が出した駒に対して、出すことができた人が次の親になります。最初に配られた駒が全てなくなった人から1位、2位、、、となります。

また、このゲームの特徴として、王・玉の駒は、ワイルドカードです。歩兵以外の 全ての駒と同じ駒であるという扱いで出すことがで きます。
また、好みによって、「最後に王・玉を残してはいけない」や「最後に出した駒によって得点をつける(例えば、 歩兵は1点、それ以外の小駒は2点、大駒は3点)などのルール変更しても楽めるかもしれませんね(^ ^)

ちなみにこちらのゲーム、「大人も熱中できる」「意外に奥が深い」と社内からも好評でした

3.歩ごろく

歩つきの練習にもなるので、将来の将棋上達のためのトレーニングに
歩つきの練習にもなるので、将来の将棋上達のためのトレーニングに

まずは2人のプレイヤー、サイコロ、歩の駒18枚を用意してください。次に歩の駒5枚を手に取り、盤上に投げ出します。3枚以上表面(歩の面)が出れば、振り手が先手、3枚以上裏面(と金の面)が出れば、振手が後手となります。
先手後手が決まれば、将棋盤を挟んで2人のプレーヤーが向かい合う形で座り、1番手前の一列に歩兵を9個配置します。準備はこれで完了です(^ ^)

次にゲームの進行です。まず先手が サイコロを振って出た数を確認します。サイコロで出た目の数だけ、いずれかの歩を1マス前に動かさなければなりません。例えば3の目が出た場合は、 1つの歩を3マス前に、もしくは1つを2マスもう1つを1マス、あるいは、3つをそれぞれ1マスずつ進めることも可能です。相手側に一番近い列まで進んだ場合、その歩兵は動かすことができません。 後手も同じ作業を繰り返します。 自分の番で歩を進めているときに相手の歩の上に重なれば、相手の駒をとり、自分の手元に置くことができます。これらの動作を繰り返し、先に自分の手元に5枚の歩兵が溜まったプレーヤーの勝利となります。

このゲームをすることで、歩の動かし方や歩の突き合いなども体験できるので、特に将棋を始めたばかりの子どもにはちょっとした訓練になるかもしれません。

4.駒富豪

と金で目指せ成金
と金で目指せ成金

こちらはトランプでおなじみの大富豪を、将棋のルールを踏まえてアレンジしたものです。 子ども教室でも、駒の価値がわかるということでやっているみたいです(^ ^)

まず、40枚全ての駒をプレーヤーに配布します。その際、自分に配られた駒は、自分以外の人に見れないように、また 配った人もその人に何を配ったかがわからないようにしてください。 じゃんけんで最初の親を決めます。親から時計回りにゲームは進行します。

まず親は、自分が持っている駒を、全員に見えるように中央に置きます。ここでは大富豪と同様に、 同じ駒を複数持っていれば同時に複数枚を出すことが可能です。次の順番の人は、親が置いた駒が1枚であれば、その駒より強い駒、親が置いた駒が2枚・3枚であれば、その駒より強い駒を2枚・3枚と出します。今出ている駒より強い駒を持って いない、あるいは、出したくない場合はパスします。パスをした後は、次の親が決まるまで、駒を出すこ とはできません。ここでは、大富豪にカードの強さがあるように、駒富豪にも駒の強さがあることを押さえておきましょう。駒の強さは以下の通り。
弱:歩兵→香車→桂馬→銀将→金将→と金→角行→飛車→王将・玉将:強 。なぜ金よりと金が強いかというと、「と金は相手に渡してもただの歩」だからです。

次に、このゲームにおいても大富豪の「革命」的な特別ルールを盛り込みます。駒富豪では、1回のゲームの中で各プレイヤー1度だけ、自分の番が回って来た時に、歩を裏返し、と金として置くことができます(但し、駒を複数枚ずつ提示している局面は除く)。上記の通り、と金は歩に比べてはるかに強い駒になります。そのため、使うタイミングを考えて利用すれば、プチ革命くらいは起こせます、笑

これらの動作を繰り返し、駒を置いた人以外のすべての人がパスをした時点で、最後に駒を置いた人が次の親となります。こちらも、2と同様、最初に手持ちの駒がなくなった人が1位です。

5.将棋七並べ

トランプでおなじみの七並べが将棋でもできる
トランプでおなじみの七並べが将棋でもできる

こちらもトランプでおなじみのゲームですよね(^ ^)

さてこの「将棋七並べ」は、まず王と玉を基本配置の場所に置き、その後順番に盤上に正しく駒を配置していくものです。

進行は、残りの38枚全ての将棋の駒を配布します。その際、自分に配られた駒は、自分以外の人に見られないように、また配った人もその人に何を配ったかがわからないようにしてください。自分の番になったら、駒が置ける場所に1つ駒を配置することができます。置くことができないあるいは置きたくない場合はパスができます。しかし、パスができるのは2回まで。3回目のパスをするとその時点で失格となります。
なお、駒が置ける場所は、自分の番までに置かれている駒のタテヨコ4マス、および、自分の番までに置かれている駒が利いているマスです。

なので、最初は王の隣の金しか配置することができません。しかし、金が配置されることで隣の銀、銀が配置されることで、 飛車・角行・桂馬がと、次々駒を配置することが可能になります。 ゲームの勝敗については、最初に配られた駒がすべてなくなった人が1位となります。もちろん途中で失格になった人は最下位ですよ、笑

さて、将棋の盤駒を使った新しい遊びを5つ提案してみましたが、「木育」「知育」になりそうでしょうか??

「木育」「知育」としての効果については「う〜ん、分からない(-_-)」という人もいるかもしれませんが、これらの効果は後から自然についてくるものかと思います。まずは、純粋な気持ちで、将棋も、今回紹介した遊びも楽しんでみてください(^ ^)

将棋を通じた「木育」「知育」で、子どもたちの豊かな感性を育みたいという方は、子どもたちの「分かりやすい」と「楽しい」にこだわったいつつ将棋教室へ。体験会も実施していますのでお気軽にご参加ください(^^)

将棋を通じて「木育」「知育」をしたいという方は、いつつのオンラインショップ神戸の将棋屋さんいつつまで( ^∀^)

また、無料メールマガジンでは、日本伝統文化を活かした子育てについての情報をちょくちょく発信しておりますので、是非ご登録ください(^ ^)

いつつのメールマガジンに登録しませんか?
株式会社いつつの無料メールマガジン登録フォームです。月に2回ほど、将棋や子育て、日本文化に関するメールマガジンをお手元にお届けします。

この記事の執筆者金本 奈絵

株式会社いつつ広報宣伝部所属。住宅系専門紙の編集記者を経て現在に至る。

いつつへのお仕事の依頼やご相談、
お問合せなどにつきましては、
こちらからお問い合わせください。

078-599-5081 株式会社いつつ

10:00 - 17:00 定休日:土日祝