将棋を楽しむ

2017年2月15日

これで大丈夫!初めて将棋大会に参加する前に準備したこと5つ

来月、弊社代表の中倉が新潟県燕市の子ども将棋大会で、審判と子どもたちへの指導対局をつとめさせていただきます。参加される皆さん、がんばって、そして楽しんでくださいね。

さて、日本各地で開催されている子ども将棋大会ですが、初めて出場する!というお子さんもきっといらっしゃると思います。お子さんが初めて将棋大会に出場すると決まったら、楽しみ半分、不安半分かもしれませんね。かくいう私も初めて娘が将棋大会に出る前には、不安なことがたくさんありました。相手の子に迷惑をかけないだろうか、泣かずに対局できるだろうか、ルール違反をしないだろうか…など、親の心配はいつも尽きません。

今回のブログでは、初めて将棋大会に出る!という子どもをどんな風にサポートしてあげたら良いか、どんな準備をしておくと良いか我が家の話を元にご紹介したいと思います。少しでも参考にしていただければ嬉しいです。この5つの準備だけで、ずいぶん安心して送り出すことができますよ。

1. 並べ方と振り駒を完璧にしておく

並べ方を完璧に
並べ方を完璧に

対局前にお子さん全員が必ずすること!駒を並べることです。将棋大会に出るからには、場所を間違えないように、正しい駒の並べ方をマスターしておく必要があります。初めての将棋教室でも学びましたが、「大橋流」で並べられると、ちょっとカッコいいと思います。並べ方で特に間違えやすいのが「飛車」と「角」の位置ですね。我が家は普段はアプリで将棋を楽しむこともあるのですが、大会前には本当の盤駒を出して並べることから子どもにさせていました。アプリだと最初から全て並んでいますので親子ともに気づいていなかったのですが、並べさせてみると意外とあやふやだったりします。

そして対局が始まると最初に行うのが振り駒ですね。王を持っている方が歩を5枚とって手の中でシャカシャカ振り、盤上に落として先手後手を決めます。表が多い場合は振った人が先手、少ない場合は相手が後手になりますね。ちなみに、娘が人生初めての対局をした時のこと、向かい合ったお友達とどちらが振り駒をするのか「…」と見つめあって時間がしばし流れる…ということがありました。相手の子が王を持っていたので「あれ?私だっけ?」と思ったようですが、機転を利かして振り駒をし始めてホッとしました。次の対局からは、どちらが年上かわからなかったら「何歳ですか?」と聞いて年上だったら王様をもらって並べて、それから振り駒するんだよと確認しました。

2. 成駒を見分けられるようにしておく

子ども将棋大会でも崩し字の駒が使われます
子ども将棋大会でも崩し字の駒が使われます

大会で使われる駒の成駒は崩し字になっています。特に混乱しやすいのが「銀」「桂馬」「香車」の3つですね。どれも「金」と同じ動きになるのですが、崩し方に違いがあります。「銀」→「桂馬」→「香車」の順に崩れているのですが、この3つは結構見分けが難しいですよね。あと「飛車」「角」の成駒も意外に間違えやすいです。我が家で普段使っている駒は崩れていない二文字駒でしたので、将棋大会前には崩し字の駒を入手してしばらくはその駒を子どもに使わせていました。「将棋大会では、お兄ちゃんお姉ちゃんが使う駒を使うからこっちで将棋しようね。」とか言って、お姉ちゃん気分をくすぐって、ちょっと気合いをいれて覚えてもらいました。そして「成駒当てっこ大会!」を3回ほどしましたよ。最初は「銀」「桂馬」「香車」の3つを並べて「桂馬はどーれ?」と比較で覚えさせ、できるようになったら1駒ずつ見せて「これなーんだ!」と当てっこゲームです。最終的には比較しなくても選べるようになりました。

3. 最低限のルールを頭に入れておく

二歩になってしまいます
二歩になってしまいます

将棋大会に参加するにあたって、最も心配していたのが禁じ手です。一番やってしまいがちなのが「二歩」で、私の子どもも家で指している時にも何回もやってしまっていました。相手の陣地に歩を打とうとして、自分の陣地(手前側)の自分の歩を見逃してしまうんですよね。「と金」と「歩」なら大丈夫なのですが、同じ列に歩を2枚打ってしまったら二歩という「禁じ手」となり、問答無用で負けてしまいますから、これは重要です。我が家の場合は、「歩を打つときは、ビューンと縦にまっすぐ確認!」「それから打つ!」と教えていました。それでも夢中になると忘れてしまうのですが…。ちなみに、子ども将棋大会ですと、必ず何人か間違ってしまう子がいるそうです。ですから、もしかしたら相手の子が二歩をしてしまうかもしれませんね。その時には大会の係の方を呼んでその場で「二歩です」と伝えないといけないそうです。我が家の場合は、相手の二歩には気づかなさそうですが…、後で伝えても勝敗がくつがえりませんので要注意ですね。

4. 1つだけ戦法(囲い)を覚えておく

美濃囲いだけ作れます
美濃囲いだけ作れます

勝てなくても、とりあえず瞬時に負けることを何とか防ぎたい!ということで、我が家では1つだけ囲いを覚えて大会にのぞみました。あきこ先生に相談したところ、「美濃囲いが向いていそうですよ」ということで、とにかく美濃囲いだけを特訓しましたよ。覚え方は、超シンプル。まずは母である私が何度か駒を動かして見せました。「飛車が動きます。ビューン!」とか「王様が動くよ。ドシン、ドシン。」など、できるだけリズムよく子どもの頭に入るように工夫しました。それからは、本人の反復練習です。待ち時間とか移動中なんかに、いつも使っている将棋のアプリの対局モードで、相手の動きを無視して、ただ囲いを作る練習をしました。10回もやればほぼ覚えられましたよ。そして当日の電車の中でもアプリを使って最終確認。なんとか美濃囲いをマスターしてから将棋大会に出場できました。囲いだけで勝てる…わけではありませんが、なんとか戦いをじっくりできるようになりますよ。

5. 挨拶ができるようにしておく

挨拶をしよう
挨拶をしよう

これは基本ですが、しっかり挨拶をして気持ちの良い対局ができるようにと思って家でも気をつけていました。「お願いします」「負けました」「ありがとうございました」この3つの挨拶を大きな声で言えたら良いかなと思います。勝っても負けても、気持ち良く対局を行えた方が良いですもんね。やっぱり「負けました」と言うのが嫌みたいですが、そこはしっかりと。「負けました」と何度言う事になっても、みんな泣かずにかんばろ〜!

おまけ:チェスクロックを使えるようにしておこう

最後に…おまけですが、チェスクロックの使い方を覚えておくと、いざという時に焦らなくてよいかもしれません。対局が長引くと、大会の進行上早く終わらないないと次の対局に入れないため、チェスクロックが登場します。初めて使うことになると、目の前に来ただけで慌ててしまう子もいるようです。「指したらボタンを押す」これだけ覚えておくと安心です。大きな大会ですと、チェスクロックの使い方を教えてくれているコーナーがあるようですので、利用しても良いかなと思います。

この記事の執筆者尾崎 久恵

株式会社いつつ取締役、株式会社ホジョセンアナリスト兼 共創デザイナー。P&Gにて東海エリアを中心にコンサルティング営業、立命館大学での産官学連携事業の企画、マネジメント等を経て現職。2児の母親でもあり、時短勤務を導入することによってワークライフバランスを実践している。同志社大学文学部卒。

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