株式会社いつつ

将棋を楽しむ 2016年12月13日

子どもと一緒にママも将棋をするといい理由5つ

金本 奈絵

以前にいつつブログ「3月のライオンだけじゃない!オススメの将棋漫画5つ」で、南Q太先生の「ひらけ駒!」(講談社)という作品を紹介させていただいたのですが、作中では、主人公の宝くん(小4)だけでなく、宝くんママも将棋を始めていました。イケメン先生が教える将棋教室に通ったり、同じ将棋教室に通うメンバーでチームを作って大会に参加したり、宝くんと同じくらい(もしかしたらそれ以上に)将棋を楽しんでいるようです(^-^)

そこで、今回のいつつブログでは、子どもたちと一緒にママも将棋を始めるといい理由をいくつか紹介したいと思います。将棋は子どもたちだけのものではありません。ぜひ皆さんも宝くんママのように、自分のために将棋を満喫してみてはいかがでしょうか?

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1.いくつになっても子どもと指せる

いくつになっても子どもと一緒に指せるのが将棋の魅力
いくつになっても子どもと一緒に指せるのが将棋の魅力

個人的な意見ですが、親子で将棋をすることのいいところは「いくつになってもできる」ことと、「二人でできる(逆にいうと二人じゃなきゃできない)」ことにあると思います。

子どもがまだ小さいうちは、子どもの相手や世話に手がかかってお母さんたちは本当に大変だと思うのですが、逆にその「ママがいなきゃだめ」な感じが、とても可愛かったり、愛おしく感じたりするんだと思います(^-^)しかしながら、その後はというと、思春期には反抗期、20歳を過ぎると親離れ、と全くもって寂しい次第ですよね。

というわけで、子どもが年齢を重ねるにつれ親子で一緒に過ごす時間が少なくなっていくわけですが、そんな時、親子で共通の趣味をもっていると、たとえ一緒に過ごす時間が短かったとしても、有意義な親子のコミュニケーションが取れると思います。とりわけ、将棋はテニスやサッカーとは違い体力の心配もいらないですし(もちろん脳の体力は使いますが)、クラフトやガーデニングのように一人で黙々と打ち込む感じではないので、盤を挟んで二人で会話を交わしながら楽しむことができます。

2.子どものサポートができる

将棋を知ってるだけでできるサポートがいっぱい。
将棋を知ってるだけでできるサポートがいっぱい。

ママたちから、子どもが将棋を始めたときに、どうサポートしていいのか分からないという相談を受けることがよくあります。個人的には見守ってあげてるだけでも子どもたちにとっては十分嬉しいことかと思うのですが、確かにがんばる子どもたちの横で、何をしていいのか分からずにただ見守ることしかできないというのは歯がゆいかもしれません。

ママと子どもで一緒に将棋を始めた場合、おそらくママたちよりも子どもたちの方が将棋の上達が早いと思います。それでも、将棋をちょっと知っていればできるサポートというのも結構あって、ちなみに、宝くんママの場合は、宝くんが自分の対局の棋譜をとりやすいようにと、隣で棋譜を読み上げてあげたりしていました (^-^)

3.子どもの成長が感じられる

いつかは子どもが将棋を教えてくれるように
いつかは子どもが将棋を教えてくれるように

「ひらけ駒!」2巻の後半あたりになんともほっこりするシーンがあります。宝くんママが宝くんに、将棋教室で13級の人に、あっという間に負けてしまったという話をしたときのことです(ちなみに宝くんママは15級です)。

ママいわく、教室で8枚落ちしか教わってなくて、平手や香落ちの定跡も知らず、気が付いたときには角をあっさり取られて、頭がまっ白になったということだったのですが、どういうわけかこの話を聞いてママ本人よりも宝くんが悔やしがります。そして「13級なんかすぐに勝てる」「教えてあげるよ!香落ち!」となるわけです。

実は1巻の段階では、友達に負けてもひょうひょうとした感じだった宝くんを見て「悔しくないのか?」と不思議がっていたのは宝くんママの方だったのですが、いつの間にかこんなにも頼もしいことを言ってくれるようになった我が子の姿を見て、背中を押してもらうように迷っていた大会に参加することも決意しました。

何かをするときいつも、ママは子どもに対してそのやり方を教えてあげるわけですが、こうして子どもから何かを教わるというのは、子どもの成長を感じられてとても新鮮かもしれませんね(^-^)

4.人間関係が広がる

将棋を通じて新たな人のつながりが
将棋を通じて新たな人のつながりが

「お母さん」という存在は、どうしたって家事や育児、子どもと過ごす時間が多くなってしまい、その分、仕事やプライベートの時間の割合が減ってしまいます。もちろんそれだけ、子どもと過ごす時間が大切だし、かけがえのないものだと思うのですが、やっぱりそれだけでは息が詰まってしまいますよね。

ママだってたまには、家族以外の人にあって色んな話がしたいですし、家の外の環境にも触れてみたいことかと思います。

宝くんママの場合も将棋を始めたことで、世界が少し広がったような気がします。ママが将棋教室に通い出すまでは、「ひらけ駒!」の登場人物は、宝くんとママ、宝くんの周辺の人といった感じでしたが、ママが将棋教室に通い始めたことで、まずはイケメン講師の水嶋先生、そして、一緒に大会に参加した仲間たち、対戦したライバルなどなどママ独自の人間関係がどんどん広がっていきました。

5番にも繋がっていくことですが、同じ何かを共有出来る仲間がいるというのはとても心強いものです。

5.色んな人に応援してもらえる

子どもと一緒に将棋をすると応援してくれる人ができます
子どもと一緒に将棋をすると応援してくれる人ができます

運動会やピアノの発表会、パパには「お仕事がんばって」、どういうわけかママはいつも誰かにエールを送る方の役回りですよね(^_^;)

でもママだって家のことも子どものことも(もちろん仕事も)、いつもがんばっているのですが、照れくさいからなのか、周りから面と向かって「がんばって」なんて言われる機会少ないですよね。

でも、将棋をすれば、周りの色んな人が応援してくれます。「ひらけ駒!」の場合だとまずは宝くんが、ママが大会に出場すると決めたとき「きっと勝てる」と応援してくれました。そして同じチームのメンバーも、初対面だったけどお互い励まし合ったり、少し言葉にトゲがありそうな感じでしたが、水嶋先生も陰ながらみんなの応援をしていましたよね。

将棋という共通のフィルターを通すことで、子どもたちや周りの人から見てもママがどこで頑張っているのか、どこで悩んでいるのか、今どんな気持ちなのかが、分かるのかもしれませんね(^-^)いつもエールを送るのもいいけど、たまには応援してもらう側に回るのもいいですよ。

(いつつ特性おしゃれな布盤でお子さんと対局♪)

さて、今回は、ママが子どもと一緒に将棋を始めるといい理由について幾つか紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

もしかすると、道場は年配の男性が多そうだし、いきなり将棋教室に通うのもハードルが高いと思われる方も多いと思いますが、そんな人には親子向けの将棋教室がオススメです。将棋向けのイベントは全国のいろんなところで開催されているので、ぜひ一度参加してみてください。

ちなみにいつつでも親子向け将棋イベントを開催しています。これまで1度も将棋に触れたことがないというお子さん、そしてお母さんも大歓迎なので、ご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加してくださいね(^-^)

他にもいつつブログには、女性が将棋を楽しむための記事がたくさんあります。ご興味あれば、ぜひご一読ください。


いつつのオンラインショップ神戸の将棋屋さんいつつでは、ママも将棋が楽しくなるような将棋の雑貨がたくさんあります(^ー゜)

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この記事の執筆者金本 奈絵

株式会社いつつ広報宣伝部所属。住宅系専門紙の編集記者を経て現在に至る。

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