将棋を学ぶ

2017年6月2日

駒の動かし方と将棋のルールを覚えたら5×5の将棋盤で遊んでみよう

将棋の盤といえば、通常タテ9筋ヨコ9段、81マスからなります。しかしながら、将棋の駒の動かし方を覚えたばかり、将棋の基本的なルールが分かるようになったばかりというお子さんたちにとって、この9×9の盤というのは、ちょっと使いづらいかもしれません。

というのも、9×9の将棋盤では広すぎて「どの駒を指していいのか分からない」「盤面のどこを見ていいのか分からない」という状況に陥るからです。その結果、どういうことになるかというと、「あまり考えずとりあえず駒を動かす」「指しても指しても対局が終わらない」ということになってしまいます。これでは、せっかく駒の動かし方やルールを覚えても、あまり楽しくはなさそうですよね( ;´Д`)

将棋初心者には広すぎる9×9の将棋盤
将棋初心者には広すぎる9×9の将棋盤

そこで、こうした問題を解決するためにできたのが、5×5の将棋盤です。9×9が5×5になることで、劇的に焦点を絞ることができ、将棋の楽しさの根源でもある「考える」ための糸口を掴みやすくなります。

例えるなら、カメラのレンズを替えることでピントがばっちり合い、さっきまでピンボケしていた被写体を、くっきりはっきり捉えることができるようになるといった感じですd( ̄  ̄)

ミニ将棋(5×5の将棋盤を使った対局)

それでは、実際に5×5の将棋盤を使って遊んでみましょう(^o^)/

5×5になるとぐっと考えやすく。
5×5になるとぐっと考えやすく。

ミニ将棋きのルールは以下の通り。(今回ご紹介しているのは、いつつで推奨する5×5の遊び方です。5×5の将棋については、公式のルール等ございませんので、色々自由に試してみてください (^_^))

  • まずは、玉または王をそれぞれのいちばん手前の段、真ん中におきましょう。
  • 玉または王以外自分の好きな駒を4こえらび、それぞれの手前の段の、玉または王が置かれたマス以外に自由に配置しましょう。(このとき、選ぶ駒の戦力に差があると、実際に対局を行ったときに有利・不利が出るかもです。オススメの組み合わせとしては、飛1枚角1枚ずついれると強そうですね。駒の価値の高いものを選ぶと有利になるかもしれません。)
  • 対局を始めましょう。駒の動かしかたは、本しょうぎとおなじです。
  • 相手の陣地(それぞれの1段目)に入ったら、うらがえしてパワーアップする(成る)ことができます。
  • 相手の(玉)を先にとる、または、相手の陣地の一番上の段に、自分の玉または王が進むことができらた勝ちになります。

はさみ将棋やまわり将棋もミニサイズでさらに楽しく

まだ駒の動かし方を覚えていないというお子さんには5×5でするはさみ将棋やまわり将棋もおすすめです(^_^)

はさみ将棋とは

相手の駒を挟んでとるはさみ将棋
相手の駒を挟んでとるはさみ将棋

相手の駒を挟んでとるゲームです。使う駒は歩のみ。それぞれの1段目に歩5枚またはと金5枚を配置します。駒の動かし方は、歩でもと金でもタテヨコ自由に何マスでも進めます。タテまたはヨコに相手の駒を挟んだ場合、隅っこに追い詰めて相手の駒を動けなくした場合、相手の駒を取ることができます。相手の駒が残り1枚になると負けになります。

まわり将棋とは

1枚しか表が出なかったので1マスしか進めません。
1枚しか表が出なかったので1マスしか進めません。

すごろくに似たゲームです。まずは歩の駒を将棋盤の4隅に置き、サイコロの代わりに金4枚を振り表が出た枚数だけマス目を前に進むことができます。向かい側の隅に駒が到着するとパワーアップすることができます。パワーアップは「歩→香→桂→銀→角→飛→玉」と次第に駒の価値が上がっていき、先に玉になった方が勝ちになります。例えば、駒が盤から落ちると1回休み、駒が立ったら10マス進むとか、全部裏向きに出るとワープできるなどの地方ルールもあるようなので、回り将棋自体を自由にアレンジするとさらに楽しくなります(^_^)

はさみ将棋やまわり将棋を5×5ですることのいいところは、早く勝負がつくということです。

小さなお子さんだとどうしても集中力が続かなかったり飽きっぽかったりしますよね(^_^;)しかしながら、せっかく将棋を始めてくれたお子さんが「将棋つまらない」となってしまってはもったいないですよね(>_<)

さて今回のいつつブログでは、5×5の将棋盤でのあそび方についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

9×9から5×5へというのは、とてもシンプルなことのように思うのですが、将棋を始めたばかりの子どもたちに「将棋楽しい(^ ^)!」って思ってもらうには、こうした小さな工夫の積み重ねが大切なのかもしれませんね(^_^)

そうして5×5の将棋盤になれることができたら、9×9の将棋盤にチャレンジしてみてください!こちらの記事にコツと練習法についてアドバイスを載せていますので、ご参考になさってくださいね。

毎日楽しみながらつづけられる将棋上達法についてはこちらの記事がおすすめです。

また、今回のブログに登場した5×5の将棋盤台紙は神戸のしょうぎ屋さんいつつで販売しています(^ ^)

この記事の執筆者中倉 彰子

株式会社いつつ代表取締役、女流棋士。女流アマ名人戦連覇後、94年高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。プロとして公式戦を戦うだけでなく、NHK杯将棋トーナメントなどテレビ番組の司会や聞き手、イベント司会などでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、育児と仕事の両立に奮起。2007年日本女子プロ将棋協会設立に参画。事業部長として、地域や子どもたちに長く親しまれるイベント作りを心がけている。子育てエッセーを地方紙7新聞に連載し、近年は将棋と知育・育児を結びつけるような活動を広く展開。2015年10月株式会社いつつを設立、代表取締役に就任。女流二段。法政大学人間環境学部卒。@AKIKOPDG

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