株式会社いつつ

子育て 2015年11月12日

子育てママ必見!5歳〜10歳までに日本伝統文化に触れさせよう

尾崎 久恵

いただきました質問より。

Q. 日本の伝統文化に触れさせたいと考えた場合、何歳頃が良いのでしょう?

A. お薦めは5歳頃です。5歳頃からある程度複雑な様式を理解し始めます。そして、10歳頃まで親しみ続けてこそ定着しますし、人間形成の根幹に日本の伝統文化を根付かせる事ができます。

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(あれ?5歳児頃に出会っておけばいいのでは?なぜ10歳頃まで…なのか?と思われた方に向けて、以下を書きました。)

実は私、一時期シンガポールに住んでいたのですが、長年海外に住んでいる日本人の家族のたくさんある悩みのひとつに「子どもが日本ではなくて、海外に懐かしさを感じてしまったらどうしよう?」というものがありました。日本で生まれ育った親世代にとっては、日本こそが母国であり、アイデンティティーなのですが、海外で生まれ育った子ども達は、日本ではなく、今現在暮らしているその国が母国であり、郷愁を感じる国になってしまうのではないか?そうすれば、「日本人」ではなくなってしまうのではないか?というのです。

子どもを「日本人」にしたい。日本に「郷愁」というか「懐かしさ」「愛着」を感じて欲しい…というのは、親のある意味エゴのような願いなのかもしれませんが、英語を流暢に操って欲しいし、世界中の方々と肩を並べて堂々と生きていって欲しいと思いつつも、「日本人」であって欲しいというのは、同じ親として感情的に理解できる話ではあります。そして日本人だけでなく、別の国の方々も同じように「いかに子どものアイデンティティーを自分と同じ母国にするのか?」という悩みを持たれていて、悩みは万国共通だ…なんて、妙に親近感を感じたりしたものでした。

ある時、どなたかが「郷愁を感じるのは、10歳の頃に住んだ国なんだって」という情報を仕入れて来ました。出所は不明ですし、根拠も無いようなのですが、この説はその場にいた何名かのママ友達の実体験に裏付けられ、全員の納得感を誘ったのでした。

証言①、10歳前後にスリランカに住んでいたイギリス人のAさん。その後イギリスに帰国し大学まで卒業し、多くの国でお仕事をされているのですが、いつも「スリランカに帰りたい」「毎日でもスリランカのカレーが食べたい」と言い続けている…(笑)証言②、お父様のお仕事の都合で、生まれてすぐから世界中を何ヶ国も移り住んできた日本人のBさん。10歳前後に住んでいたオーストラリアが恋しいし、老後は住みたい…だそうです。証言③、15歳までをシンガポールで生活した日本人のCさん。再びシンガポールに住んで、祖国に帰ってきたって感じ、と嬉しそうにお話されました。

まったくもって根拠の無い、実体験に基づいた証言ばかりになってしまいましたが、やはり多感な子ども時代をどこでどのように過ごすのかは、人間形成の根幹に結びついているのでは?そして10歳を超える頃にならないと定着しないのでは?というのが私の仮説です。

いつつが行っていく「日本の伝統文化のホンモノ体験」は、この多感な5歳頃から10歳頃のお子さんをメインのターゲットに、ホンモノの日本文化に出会う機会を提供しています。ゴールデンエイジとも言える吸収力の高い時期にこそ「ホンモノの日本文化」に出会う事で、豊かに生涯を生きる基盤作り…そのお手伝いができたらなと考えています。

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この記事の執筆者尾崎 久恵

株式会社いつつ取締役、株式会社ホジョセンアナリスト兼 共創デザイナー。P&Gにて東海エリアを中心にコンサルティング営業、立命館大学での産官学連携事業の企画、マネジメント等を経て現職。2児の母親でもあり、時短勤務を導入することによってワークライフバランスを実践している。同志社大学文学部卒。

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