東京新聞「子育て日記」

2016年9月16日

漢検、将棋…チャレンジの春 -プロ女流棋士中倉彰子 子育てブログ

マイ(10)が通う小学校から「漢字検定」の案内が届きました。試験は学校で行うとのこと。へぇ、手軽に受けられるのね。

よく見ると保護者も受験できるとのこと。小さい頃から漢字が苦手な私。それに、最近はPCや携帯の漢字変換機能に頼り過ぎていて、ほとんど自分で字を書いてない。

小学生の子どもたちと一緒に試験を受けるのは少し恥ずかしい気持ちもありましたが、せっかくの機会なので、思い切って娘と一緒に申し込むことにしました。

早速、参考書で問題を見てみると…難しくて全然書けません。

「わからないー!」とうめいている私の横で「ママだいじょうぶ〜?」と余裕の表情のマイ。ノートを出して一緒に勉強を始めました。たまには親子で並んで勉強するのも良いものですね。

さて、試験の結果の方は、マイは余裕の合格。私の方は…ギリギリでの合格。思わず「やった!」と飛び跳ねてしまいました(笑)。チャレンジして良かったです。

次は姉弟3人のチャレンジ。

先月、私の所属する団体(LPSA)が、地元の府中市で「けやきカップ」という将棋のイベントを開催しました。その中の一つに、子供3人でチームを組んで出場する団体戦の大会があります。

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チラシが出来あがり、「今度このチラシを小学校に配布するの」とマイに見せると、なんと「今回は姉弟3人で出る!」と高らかに出場宣言。

「えー」と驚いていると、自分たちのお姉ちゃんの態度に頼もしさを感じたのか、マキ(7)とシン(5)も、俄然やる気に。

早速チーム名を考える子どもたち。

マキ「ぜったい勝つぞ!チーム、なんてどう?」
マイ「なんか強いって思われちゃいそう」
パパがふざけて「いつつの子、はどう?」(私の会社名は「いつつ」なのです(笑))。

すったもんだの話し合いの末「いつつ星」に決定。5つ星ホテルのような高級感とは全く縁のない、新星デコボコチームが誕生しました!

出場すると決まると、子ども達にやる気のスイッチが入ります。私も、「大会に出るなら、ちょっとは相手をしてあげないと」と気持ちに変化が。

毎日、夕食後は将棋タイムになりました。普段は全く対戦しない姉弟たちも、どんどん指すようになりました。同じチームになり、姉弟の結束も固まったような気がします。

目標に向かってチャレンジする気持ちを持つと、子供ってすごく変わるんだな、というのを、今回実感しました。

さて、団体戦当日の模様は次回に。3人と1人のお友達を加えた我がチーム。どんなことになるのでしょうか。

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この記事は、東京新聞にて中倉彰子が連載している「子育て日記」と同じ内容のものを掲載しております。
:『東京新聞』2016年4月8日 朝刊

この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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