東京新聞「子育て日記」

2016年6月11日

1歳のころ -女流棋士中倉彰子 子育てブログ

先日、長女のマイ(8つ)が「ひろがれわたしのものがたり」という用紙を持って、インタビューをしたいと、私の所でやってきました。学校の宿題で、自分の小さい頃の話しを親に取材し、クラスのみんなの前で発表するとの事。

マイ記者「わたしの1才の頃はどんな様子でしたか?」
うーん、マイの1才はどんな時期だったかなぁ?

マイが3才の時に次女が生まれ、その2年後には3男。3人の記憶がゴチャ混ぜになり、長女の1才がどんな時期だったのか、すぐには思い出せません。母子手帳や日記を取り出し、読み返してみました。

「最初に話した言葉はパパです。」(これは怪しい。夫の陰謀があるような)。

「マイと公園に。マイは、お馬さん(遊具)に乗るのが大好きです。」そういえば、マイをベビーカーに乗せて、ミルクとオムツを持って、よく公園に出掛けたっけ。

マイが寝たのを見計らって、詰将棋を解いたりして。制限時間は、マイが起きるまで(笑)。

当時を懐かしんでいると、目の前にいる長女はもう8才になったんだ、ずいぶん成長したものだと感慨深いものがありました。

宿題では、1才の頃の写真も必要とのことで、押し入れに閉まってあったアルバムを引っ張り出しました。

次女のマキ(5つ)は、マイの赤ちゃんの頃の写真を見て、「これマキじゃない?」。確かにそっくり瓜二つです。マキは自分のアルバムも広げ出し、「わ~小さいねぇ。」「ここの公園また行きたーい!」等と、興奮状態です。

「シン(3つ)のアルバムはどれ?」と聞いてくるシン。「これだよ。」と青いアルバムを出すと…、最後の方のページがかなり余っている。長女の溢れんばかりの写真に比べ、末っ子のシンのはあまりにも少ない。

デジカメや携帯には撮っていても、現像してアルバムに貼るまでは、していなかったのです。シンはまだ気が付いていない様子。時間を見つけて貼っておくからね。シン、ごめんねー。

こうしてみんなで時々アルバムを広げて見るのはいいですね。当時を振り返ることで、子供の成長の過程が見て取れ、バタバタした日常も、将来振り返った時には、懐かしく、愛おしく思うに違いないと思うと、この一瞬も、大切な時間に思えてきます。

最近は、気が付かないうちに、ガミガミ口調になることがあるようで、
「ママ、もっと優しく言ってよ。」と、子供達に言われます。

最近読んだ、渡辺和子さんの著書「めんどうだから、しよう」の中で「笑顔の多い家庭には、必ず相互の許しあい、思いやりの言葉があります。」という一文があり、ハッとさせられました。

子供達といるこの瞬間を大切にして、いつも笑顔を心掛けよう。

インタビューを終えたマイは、なんだかとても嬉しそう。親にとっても良い宿題でした。

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この記事は、東京新聞にて中倉彰子が連載している「子育て日記」と同じ内容のものを掲載しております。
:『東京新聞』2014年3月14日 朝刊

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この記事の執筆者中倉 彰子

株式会社いつつ代表取締役、女流棋士。女流アマ名人戦連覇後、94年高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。プロとして公式戦を戦うだけでなく、NHK杯将棋トーナメントなどテレビ番組の司会や聞き手、イベント司会などでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、育児と仕事の両立に奮起。2007年日本女子プロ将棋協会設立に参画。事業部長として、地域や子どもたちに長く親しまれるイベント作りを心がけている。子育てエッセーを地方紙7新聞に連載し、近年は将棋と知育・育児を結びつけるような活動を広く展開。2015年10月株式会社いつつを設立、代表取締役に就任。女流二段。法政大学人間環境学部卒。@AKIKOPDG

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