株式会社いつつ

将棋を学ぶ:はじめての将棋教室 2016年2月26日

あきこ先生の“はじめての将棋教室” ステップ1-6 駒をうつ

中倉 彰子

あきこ先生の “はじめての将棋教室” いつつブログで公開中!

初めての方も本将棋が指せるようになります。ステップは全部で3つ。(1ステップ:約10レッスン)ステップ1では、5×5の将棋盤と将棋の基本的なルールを学びます☆

前回のステップ

あきこ先生のはじめての将棋教室ステップ1-5駒をとる

ステップ1-6 駒をうつ

自分の持ち駒(相手から取った駒)を盤上に置くことを「打つ」と言います。

持ち駒は自分の手番(順番)の時ならいつでも打つことができますが、駒を裏返して打つことはできませんし、「行きどころのない場所」に打つ事もできません。

例えば歩ならこういった場所ですね。

行き所のない駒
行き所のない駒

将棋は、持ち駒を使うときにだけ、この「打つ」という言い方をします。

いつもは将棋は「指す」と言います。囲碁は「打つ」なんですけどね。

例えば「将棋を指しましょう」と言います。囲碁は「囲碁を打ちましょう。」ですね。将棋のプロのことを、「将棋指し」という言い方もあります。醤油差しではありませんよ(笑)

姉妹で「将棋指し」です
姉妹で「将棋指し」です

かおりちゃん、あゆみちゃんも上手に持ち駒を打てましたね。そうです。

行きどころの無い場所に打つと「禁じ手」といって、負けてしまうので注意しましょう〜。

〜レッスン後〜

なんで将棋は「指す」のに、囲碁は「打つ」なんでしょう…と、母として素朴な疑問…。

もしかしたら将棋は「もともと置いてある自分の駒を指し動かすから『指す』」で、囲碁は「何も無いところに石を『打つ』」からとか…そんな感じなんでしょうかね…。

子ども達は、そんなこと何にもおかまいなくサラッと覚えて使っています。この素直さが新しい事を始めるには重要なのかもしれませんね〜。

素直で先入観の無い事が、子どもの強みだなぁ〜と将棋を始めて気付きました☆

次回のステップ

さて、今回の “はじめての将棋教室” はいかがでしたでしょうか?次回は、「ピシッと指す」について学びます☆

対局で指し手が綺麗だとかっこいいですよね(^ ^)

はじめての将棋手引帖が完成しました!

今回学習した内容は、いつつの初心者向け将棋テキスト「はじめての将棋手引帖1巻」で監修しています。毎日のレッスンにあきこ先生の丁寧な動画解説がついています。ぜひご確認ください。

将棋のほん

はじめての将棋手引帖全5巻セット

7,700円(税込)

商品番号:137341198

この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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