株式会社いつつ

将棋を学ぶ:はじめての将棋教室 2016年2月4日

あきこ先生の“はじめての将棋教室” ステップ1-5 駒をとる

中倉 彰子

あきこ先生の “はじめての将棋教室” いつつブログで公開中!

初めての方も本将棋が指せるようになります。ステップは全部で3つ。(1ステップ:約10レッスン)ステップ1では、5×5の将棋盤と将棋の基本的なルールを学びます☆

前回のステップ

あきこ先生の“はじめての将棋教室” ステップ1-6 駒をうつ

駒を取る練習です。

相手の駒を取ったら駒台に駒を置きます。取った駒は、今後は自分の駒(「持ち駒」と言います)として使えるんですよ。

前回、インド発祥の将棋が各国に広がって、それぞれの国の将棋になった話をしましたが、この取った駒を自分の駒として使える」というのは、日本の将棋だけの特徴です。

盤駒
盤駒

取った駒は駒台にきれいに並べましょうね。

よく駒台に駒をバラバラに並べてしまう子もいますが、きちんと揃えましょう。

相手にも見やすく、もちろん自分にも見やすくしておくことで、次の手が考えやすいです。

時々この持ち駒を、手の中にいれて、シャカシャカとしたり、隠したりする人がいますが、それはマナー違反ですよ。

駒の乱れや、指すときの動作はトラブルの元にもなりやすいので気を付けましょう

対局中
対局中

慣れてきたら、1:取ろうとしている相手の駒を駒台におく 2そのスペースに自分の駒を動かす のように駒を取るのが正式です。

相手の駒の上に自分の駒を乗せたり、相手の駒をピンっと飛ばしたりしないようにしましょう。

上手に取れましたか?持ち駒をどんな風に使うかで、将棋の可能性は大きく広がります。2人ともきれいに駒を取れました。

持ち駒を使って
持ち駒を使って

〜レッスン後〜

駒を取る練習はとても楽しかったようです。取った駒が使えるのは日本の将棋だけだという話、始めて聞きました。だから難しいし面白いのかもしれませんね。

取った駒をきれいに並べるというお作法、きれいな駒の取り方など、将棋には礼儀作法がしっかりあって、素晴らしいですね。

寝転んでゲームをするのと違って、将棋は、正座して挨拶して駒を動かす動きも美しいです。

これからも所作の美しい大人に育っていって欲しいと思いました。(ママ)

次回のステップ

さて、今回の “はじめての将棋教室” はいかがでしたでしょうか?次回は、「駒をうつ」について学びます☆

はじめての将棋手引帖が完成しました!

あきこ先生が作成した「はじめての将棋手引帖」が完成しました!将棋がまったく初めての方から始められる、解説と練習が一緒になった楽しい教材です。毎日のレッスンにあきこ先生の丁寧な動画解説がついていますよ。ぜひご確認くださいね。ちなみに今回の学習内容ははじめての将棋手引帖1巻に収録されています。

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商品番号:126776158

この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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