東京新聞「子育て日記」

2018年1月30日

将棋熱 マキ返せる?

先日、マキ(9つ)が「私も新聞書きたい」と言い出しました。何かと思ったら、この「子育て日記」を書きたいということ。書かれてばかりなので、書く側に回ってみたいのでしょうか(笑)

試しに書かせてみると・・。「今日はマキちゃん(三年生)が『しょうぎ』をやりました。五歳の時には、よくやっていたけれど、弟に負けてやめてしまいました。『しょうぎ』をやってくれてうれしい!とおもったら、すぐにわからなくなってしまいました。でもまきちゃんは『しょうぎ』をやっていました。」

私になりきって書いてくれたようですが、まだ修行が足りないかな?そのうち、お願いしたいものです。

さて、この日記にもあったように、マキにもう一度将棋をきちんと教えてみました。

以前、長男のシン(七つ)に負け、お姉ちゃんとしてのプライドが傷ついたようですが、もうシンとの実力の差はハッキリしています。プライドを気にせず、自分のペースでできるかも、とも思いました。

お風呂上がりに早速、一局。以前覚えたルールと、小学三年生の理解力で、思った以上に対局ができています。

そこで一つの戦法を教えました。将棋用語で「棒銀」という攻撃の戦法です。マキの好きな歌手グループ「TWICE」になぞらえて説明し、「トゥワイス戦法」と名付けて教えてみました。

何回か試してみて身につけてくると、相手に試したくなったのか、「明日シンが行く将棋が指せるところに行ってみたい」と言いました。

これからもマキに将棋を楽しんでもらいたい。
これからもマキに将棋を楽しんでもらいたい。

翌日の教室に二人で参加。マキは最初に二連勝。はにかみながらうれしそうです。ただ、女の子に勝った時、「お友達になれそうだったのに、勝って悪かったかな」と気にしていました。女の子はこんなところを気にするんだなあ。シンだったら「勝った!」と単純に喜ぶところです。

今はマキの将棋の良いところをたくさん見つけ、本人に伝えてあげたいと思っています。普段は「宿題やったの?」「学校の準備は?」と怒ることが多いので、将棋はニコニコ笑顔で教えよう、と自分に言い聞かせています。

最近は将棋が好きな女の子も増えてきていますが、まだまだ男の子が多いのが現状。マキを通して「女の子のための将棋の教え方」を模索し、一緒に楽しみたいなと思っています。

この記事は、東京新聞にて中倉彰子が連載している「子育て日記」と同じ内容のものを掲載しております。 :『東京新聞』2018年1月26日 朝刊

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この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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