今年の干支は馬ですね。
いつつ将棋教室では毎年生徒さんへの年賀状に干支の動物を使った詰将棋を作っています。
2021年新春詰将棋(うし駒)はこちら
2022年新春詰将棋(とら駒)はこちら
2023年新春詰将棋(うさぎ駒)はこちら
2024年新春詰将棋(りゅう駒)はこちら
2025年新春詰将棋(へび駒)はこちら
2026年新春詰将棋(うま駒)はこちら
干支が将棋の駒にない動物の年は、大局将棋で使われている駒を使っていますが、今年は通常の将棋にもある「馬」が干支ということで、比較的詰将棋が作りやすい年でした。
そこで今回は干支にちなんで、将棋の「馬」を使いこなすテクニックをご紹介していきます。
角が成ってできる「馬」は、守りと攻めの両方で活躍する、最強クラスの駒です。
今回は、「馬」と馬になる前の駒である「角」を、さらに強く生かすためのコツをお伝えします。
馬の守りは金銀3枚
いつつの缶バッジでも同じみの「馬の守りは金銀三枚」という有名な格言があります。天秤で馬1枚と金銀3枚が同じ重さになっていますね。

馬を玉の守りに近づけると、金銀3枚分の威力がある守りになるというこの格言。少し大袈裟かな?とも思いますが、それくらい強い守りになるよ、といいたかったのではないでしょうか。
金銀3枚とは、金2枚銀1枚、通常の囲いはこの3枚で囲います。(1枚の銀は攻めに使うことが多いですね)なので、通常の囲いと同じくらいの強さがあるということです。馬を自玉のそばに置くだけで、相手は簡単に寄せられなくなりますね。【1図】

大駒は離して打て
大駒とは、角・馬・飛車・龍のことをいいます。
「大駒は離して打て」とは、大駒を相手の駒から少し距離を取っておき「空間」を作り、その空間に成駒を作って攻める手筋です。
大駒の中でも、成っていない角や飛車は、相手の駒の近くにいると実は狙われやすい駒です。しかし、馬や龍といった成駒になると一転して非常に強力になります。特に、相手玉の近くに馬を作ることができれば、詰ますこともできるようになります。
この手筋を身につけると、攻めの幅が広がりますよ。
【2図】は、☗3一角と打った局面です。

このように角を離して打つのが、うまい攻め方です。
以下、
☖1二玉
☗2二角成【3図】
と進み、馬を作って詰ませることができます。

もし一手目で☗3一角ではなく、☗2二角と近づけて打ってしまうと、☖1二玉と逃げられてしまい、失敗になります。
このように、大駒(角や飛車)を離して打つことで空間が生まれ、その空間に強力な馬を作ることによって、詰みに持ち込める、という例でした。
角は両取り、または相手の陣地に打て
これは私が考えた格言です。生徒さんの将棋を見ていると、角を中央や自分の陣地に打ってしまう局面をよく見かけます。しかも、その狙いが「王手」や「他の駒を取る」など、一つだけになっていることがあります。これは、とてももったいない打ち方です。
狙いが一つしかないと、相手に気づいて受けられたとき、ただ角を置いただけになってしまうからです。
角は、遠くまで利かせることができるのが大きな特徴です。そのため、角を打つときは、両取りを狙うのが理想的です。とはいえ、いつも両取りがあるとは限りません。そういうときは、せめて相手の陣地に角を打つことを意識するように伝えています。
相手の陣地に打った角は、次の一手でとても強力な馬になる可能性があるからです。
角を打つときは、
「両取りがあるか?」
「相手の陣地に打てないか?」
この2つを、ぜひ考えてみましょう。
まとめ
馬は攻めだけでなく、守りでも大きな役割を果たす万能な駒です。
今回のテクニックを覚えると、
- 玉が安全になる
- 早い寄せができる
- 相手が嫌がる形が作れる
など、多くの局面で一段レベルアップできます。
ぜひ次の対局で意識して使ってみてください。
おまけ

年の初め、いつつ将棋教室では各クラスで「指し初め式」を行っています。
土曜ののびのびクラスでは、川崎先生と対局しました。
その将棋では「馬」ができ、さらに「桂馬」(馬の字が入っていますね)が跳ねる局面となり、その局面で指しかけに。
「馬」ができて、「桂馬」が跳ねる――
なんとも縁起がいいね、とみんなで笑い合っていました。
将棋のざっか
学べる将棋のことばッジ(単品)
バッジをいっぱい集めて将棋のことばをたくさん覚えよう
385円(税込)
商品番号:145451137
関連記事
いつつへのお仕事の依頼やご相談、お問合せなどにつきましては、
こちらからお問い合わせください。













