株式会社いつつ

将棋を教える 将棋を学ぶ 2025年10月20日

将棋初心者のお子さんへ、つまずきポイント総集編

中倉 彰子

「将棋、楽しいけど最近なかなか勝てないな…」
「いつも同じような形で負けてしまう…」

将棋の上達の道のりでは、誰でも一度はこうした壁につまずくものです。
教室で多くのお子さんを見ていると、「つまずき方」には共通点があるなと感じることがあります。

でも、その壁を乗り越えられたときには、「あきらめない力」や「どうすればできるようになるかを自分で考える力」がしっかりと育っていきます。
その経験は、将棋だけでなく、他の習い事や勉強、人との関わりの中でも大きな成長につながります。

そこで本ブログでは、「将棋のつまずきを乗り越えて成長してほしい」という思いを込めて、
将棋初心者のお子さんがつまずきやすいポイントと、その対処法を紹介した過去の記事をまとめています。

将棋に臨む際の心構えから具体的なテクニックまで幅広くご紹介していますので、
お子さんの状況に近いものをぜひ読んでみてください。
きっと、次の一手を見つけるヒントが見つかるはずです。

目次

  1. 超初心者さん向け(主に将棋への向き合い方について)
    早く上達するためにも知っておきたい!将棋初心者がつまずきやすい5つのポイント
  2. 初心者さん向け(主にテクニックについて)
    将棋初心者のお子さんのつまずきポイント10選

1.超初心者さん向け
将棋を始めたての、駒の種類や動きをまだ覚えられていないお子さんやその保護者の方におすすめのブログです。
こちらのブログは将棋への取り組み方について、主に考え方や気持ちの面からお話ししています。
『早く上達するためにも知っておきたい!将棋初心者がつまずきやすい5つのポイント』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/point-of-beginner-prone/

2.初心者さん向け
駒の種類や動きといった基本はある程度覚えたお子さんやその保護者の方におすすめのブログです。
お子さんがよくつまずくポイントを10個ご紹介しておりますので、「これ当てはまるかも」と思われたブログを中心に是非読んで見てください。それでは順にご説明します。

①駒の価値がわからない
駒の動きは覚えたけど、駒の取り合いをするだけで満足してしまっているというお子さんもいらっしゃるかと思います。駒を取り合う場面では、ただ駒を取るだけでなく、自分が損しないようにすることが大事です。駒の動きを覚えたら知ってほしい「駒の価値」について解説をしています。
『将棋初心者の子どもたちのつまずきポイント①駒の価値』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/value-of-shogi-koma/

②駒の交換ができない
「先に自分の駒が取られることが怖くて進むことができない・・・」そんなお悩みに知ってほしい、駒の交換について解説をしているブログです。
『将棋初心者の子どもたちのつまずきポイント②駒の交換』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/change-shogi

③ 相手の駒の利きが見えない
相手の駒に気づかず、大駒が取られちゃった…といううっかりを減らしたい方におすすめのブログです。
『将棋初心者の子どもたちのつまずきポイント③相手の駒の利きが見えない』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/miss-shogi-kiki/

④ 二歩を知らない・二歩をしてしまう
『二歩』という禁じ手、ご存じでしょうか?「知らなかった」という方はもちろん、「知っているけど、つい指してしまう」という方にも是非読んでいただきたいブログです。
『将棋初心者の子どもたちのつまずきポイント④二歩』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/two-pawns/

⑤持ち駒を使えない
せっかく相手から取った持ち駒、使えないと勿体無いです。持ち駒を使ったことがない人や、使ってはいるけど「いつ、どこに打てば良いのか」といった効果的な駒の使い方ができているかわからない人におすすめのブログです。
『将棋初心者の子どもたちのつまずきポイント⑤持ち駒を使えない』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/mochigoma/

⑥玉を動かさずに勝ってしまっている
レベルが上がると玉を動かさないとなかなか勝てなくなってきます。相手をひたすら攻めるだけではだめなんです。玉(王将)を最後まで動かさないとダメなの?と思った方、是非こちらのブログを読んでみてください。きっとワンランクアップできると思います。
『将棋初心者の子どもたちのつまずきポイント⑥玉を動かさない』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/can-not-move-gyoku/

⑦王手で玉を逃してしまう
王手を連発しても勝てるわけではなく、むしろ逃してしまうこともあります。王手は追う手。
勝つための王手の方法を知りたい、王手はできるのに勝ちきれないという方におすすめのブログです。
『将棋初心者の子どもたちのつまずきポイント⑦王手で玉を逃してしまう』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/miss-gyoku/

⑧数の攻めがわからない
狙うマスに自分の駒の利きと相手の駒の利きとで、自分の駒の方が1つ多ければ攻めて良い、というのが基本です。しかし、実際やってみると攻めきれなかった、とか、どうやって攻めればいいのかわからなかったという経験をした方に是非読んでいただきたいブログです。
『将棋初心者の子どもたちのつまずきポイント⑧数の攻め』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/addition/

⑨飛車だけで攻めようとしてしまう
飛車は玉の次に価値の高い駒で、一番攻撃力が高い駒と言えます。
しかし、使い方を間違えるとあっさり取られてしまったり、カウンターを受けてしまったりすることがあります。飛車を有効に使い、攻めて勝つ方法を知りたい方におすすめのブログです。
『将棋初心者の子どもたちのつまずきポイント⑨飛車だけで攻めようとしてしまう』
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/attack-only-by-a-

⑩駒落ちでなかなか勝てない
「駒落ち」とは、対局者どうしの棋力差を調整し、勝敗の行方をわからなくすることで、対局をより楽しめるようにする方法の一つです。
また、将棋初心者にとっては、先生と駒落ちで指すことで学べることが多く、学習面でも非常に効果的でおすすめの方法です。
とはいえ、どのようなポイントを押さえて指していけばよいのか戸惑い、なかなか勝てないと感じる方も多いと思います。
この記事では、実戦的な内容をレベル別に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
『駒落ち攻略虎の巻〜8枚落ち〜』(易)
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/komakichi-8/
『駒落ち攻略虎の巻〜9枚落ち〜』(中)
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/komakichi-9/
『駒落ち攻略虎の巻〜10枚落ち〜』(難)
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/komaochi-10/
解説動画→https://youtu.be/0_VYRD9hP70
番外編トンボ(居飛車)
https://www.i-tsu-tsu.co.jp/blog/komaochi-tonbo-ibisya/
解説動画→https://youtu.be/pyx1ujRtD5E

将棋を始めたばかりの方が、つまずきを乗り越えて少しずつ強くなっていけること、そして将棋を通して成長を感じてもらえることを願っています。

この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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