株式会社いつつ

将棋を学ぶ 2018年8月13日

将棋初心者の子どもたちににおすすめの詰将棋の本

中倉 彰子

「家で将棋の勉強をしたいのですが何をすればいいですか?」という質問を、将棋教室に通う子どもたちやその親ごさんからよく受けます。

昔からよくいわれる将棋勉強法といえば、実戦・詰将棋・棋譜ならべの3つなのですが、私は、特に将棋初心者のお子さんには、3つの上達法の中でも詰将棋を家庭学習としておすすめしています。

もちろん、強くなるにつれ実戦や棋譜ならべにもチャレンジしてほしいのですが、将棋初心者の子どもたちの場合、実戦だと終わるまでにすごく時間がかかってしまったり、相手がなかなか見つからないということもありえますし、棋譜ならべをするには、まずは棋譜になれる必要があり、素材を探すにも一手間かかります。

その点、詰将棋はというと、将棋初心者の子どもたちでも一人でどんどん進められるので、相手を探す必要もなければ、素材もネット上や書店にいくらでもあり、子どもたちだけでなく、お母さんにとっても嬉しいですよね( ´∀`)

ほんとうに はじめての つめしょうぎ

将棋初心者の子どもたちにおすすめの詰将棋の本
将棋初心者の子どもたちにおすすめの詰将棋の本

さて、将棋初心者の子どもたちの家庭学習には詰将棋がいいと言ったものの、普段あまり将棋に触れる機会の少ないお母さんたちにとっては、将棋が上達するからと言って、ずっとネットで詰将棋をさせるのも心配だし、詰将棋の本を買うにしてもどの詰将棋の本を選べばいいのか分からないのではないかと思います。

また、詰将棋に限らず、何かを継続的に行うには、まずはその何かに対して親しみをもつ必要がありますが、詰将棋をはじめ将棋書籍といえば、慣れない棋譜や将棋用語、複雑すぎる図面など、将棋初心者の子どもたちや将棋にあまり詳しくないお母さんたちにとって、「とっつきにくい」「難しそう」と感じるものも少なくないのではないでしょうか。

そこで今回のいつつブログでは、将棋初心者の子どもたちにおすすめの詰将棋の本を1冊ご紹介したいと思います。

初心者におすすめ4つのポイント

今回ご紹介する「ほんとうに はじめての つめしょうぎ」は、将棋をはじめたばかりの子どもたちが、「詰将棋って楽しいな」「詰将棋をすることで将棋が強くなった」と実感できる、将棋初心者の子どもたちのための詰将棋の本、最初の1冊です。

それでは、「ほんとうに はじめての つめしょうぎ」を解くことで、なぜ将棋初心者の子どもたちが「楽しい」「強くなれる」と感じられるのかについて詳しくお話ししたいと思います( ´∀`)

将棋初心者の子どもたちが「楽しい」「強くなれる」と感じる詰将棋の本
将棋初心者の子どもたちが「楽しい」「強くなれる」と感じる詰将棋の本

まるで絵本のようなストーリー仕立て

将棋初心者向け詰将棋の本「ほんとうに はじめての つめしょうぎ」では、将棋王国の王子ショウがいつつワールドを冒険しながら詰将棋マスターを目指すという物語に沿って、詰将棋の問題を解き進めます。「もり」や「かざん」、「どうくつ」など様々なステージがあったり、途中で可愛い動物のキャラクターに出会ったり、詰将棋を解きながらまるでRPGのようなワクワクを体感することができます。

将棋の勉強で効果をあげるために、何より大切なのは継続すること。「ほんとうに はじめての つめしょうぎ」では、将棋初心者の子どもたちでも、飽きずに詰将棋に取り組めるよう工夫を凝らしました。

ドキドキワクワクの物語で、将棋初心者の子どもたちでも、飽きずに詰将棋に取り組める
ドキドキワクワクの物語で、将棋初心者の子どもたちでも、飽きずに詰将棋に取り組める

厳選された基本の1手詰50題

将棋初心者向け詰将棋の本「ほんとうに はじめての つめしょうぎ」は、全部で50題の1手詰め詰将棋から構成されています。1手詰とは、次の1手で玉を詰ませることができる問題であり、詰将棋の中では、最も易しい問題になります。

ではなぜ、1手詰めの問題ばかり集めたのかというと、将棋初心者の子どもたちにも「できた!」という感覚を経験してもらいたいからです。どんなに楽しそうな本でも、最初の1問目からいくら考えても分からないとなると子どもたちの心が折れてしまいますよね。

また、詰将棋50題はランダムではなく、実戦にも必ず出る、丸覚えして良い基本の形のものを、問題の性質によって体系立てて構成しています。頭金から始まり、将棋の「基本のき」の問題がたくさん入っているので、例えば「盤上の駒を動かす」や「持ち駒を使う」、「成ってパワーアップさせる」など将棋の基礎となるスキルを、詰将棋を解きながら身につけることができます。

もしかすると、「1手詰めの簡単な詰将棋ばかりだとすぐに終わってしまうんじゃないの」と思われる方もいるかもしれませんが、棋力を上げる上で大切なことは、前述にもあった「継続すること」と、あともう一つ、「繰り返し練習すること」です。

そこで「ほんとうにはじめてのつめしょうぎ」では、問題ページに、1回正解するごとに1つ塗れる、ぬり絵スペースを設け、合計で3回は同じ詰め将棋の問題に着手できるような工夫もしています。

いつつの将棋教室でも、最初のうちは、詰将棋の基本の形を解く力をつけるために、まずは自分のペースでこの詰将棋の本を解きますが、その力がついてきたら、今度は、繰り返しタイムを測りながら、「瞬時に見て答えが分かる!」くらいまで持っていきます。

将棋初心者としては、1冊あたり、3分くらいでできるようになれば合格なのですが、最近では2分を切るタイムの女の子も出てきています。入門から初級レベルまで、わりと長い期間使えるというのもこの詰将棋の本を将棋初心者の子どもたちにおすすめするポイントとなります( ^∀^)

時間をはかりながら何度も同じ詰将棋の問題に着手することも将棋上達のポイント
時間をはかりながら何度も同じ詰将棋の問題に着手することも将棋上達のポイント

とにかく見やすい問題と答え

将棋初心者向け詰将棋の本「ほんとうに はじめての つめしょうぎ」は、問題と解答の見せ方にこだわっています。

載せる図面は問題ページもこたえページも1ページにつき1つ。しかも、マス目を9×9ではなく5×5で表示することで、より大きく見やすい将棋盤と将棋駒を実現しています。また、難しい将棋用語や棋譜は一切使わず、○や→を使って可能な限り図示しているので解説文を解釈する必要もなく、「一目で何が書かれているか分かる!」とお母さんたちからもご好評いただいています。

みやすい問題と答えは保護者からも大好評
みやすい問題と答えは保護者からも大好評

子どもたちの「楽しい」にとことんこだわる

「好きこそものの上手なれ」は将棋も同じです。そして将棋初心者の子どもたちが将棋を好きになるには、何より将棋と「楽しい!」が結びつく必要があると考えています。そこで将棋初心者向け詰将棋の本「ほんとうに はじめての つめしょうぎ」では、この本を解きながら子どもたちが「楽しい」と感じられるようなありとあらゆる工夫を凝らしました。

例えば、問題を全て解き終わると、将棋マスターとして認証されます!ちゃんと表彰状もついているので、子どもたちが詰将棋本を解き終わったら、表彰してあげてください( ´∀`)

すべての詰将棋の問題を解き終えると晴れて詰将棋マスターに
すべての詰将棋の問題を解き終えると晴れて詰将棋マスターに

さて本日は、将棋初心者の子どもたちにおすすめの詰将棋の本をご紹介させていただきました。家でも将棋の勉強をしたいという人はぜひ詰将棋の本の最初の1冊にこちらをお試しください。

将棋のほん

ほんとうに はじめての つめしょうぎ

子どもの「楽しい」「分かりやすい」にこだわった詰将棋問題集

880円(税込)

商品番号:126768545

この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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