東京新聞「子育て日記」

2016年5月9日

成長の雑巾リレー -プロ女流棋士中倉彰子 子育てブログ

年末といえば「大掃除」。毎年、ちょっと憂鬱でしたが、今回は、いつもより早めに行動。掃除に関する本を読んで、早速試して見る事にしました。

ガラス拭きは、読み終えた新聞紙を使って、キュキュ。良く取れる~!床は、バケツに雑巾を何枚も入れておくのがコツ。時間短縮になる~!

面白くなって、夢中になって取り組んでいると、「私もやる。」と長女のマイ(8つ)が手伝い出しました。

すると、マキ(5つ)とシン(3つ)も、なんか面白そうな事をやっているぞとばかりに、こちらにやってきます。

いつの間にか、マイが、バケツで雑巾を洗って絞る係に。「はい!きれいな雑巾あるよ~。」と、まるでお店屋さんのような掛け声。

マキシンは、その雑巾で床やドアを拭き、汚れたら、またマイの所に戻ってくる、という連携プレーが生まれました。あちこち楽しそうに拭くマキシンチーム。「これはけっこう戦力になる!」と感動。

しばらくすると、子供の部屋から、パパの驚きの声が。「シンがおもちゃのブロックを拭いてる!」以前、パパがオモチャを拭いていたのを覚えていたよう。パパ「そうそう、おもちゃに感謝をしながら拭こうね。」シンもまんざらではない様子。

と、そこまでは良かったのですが…しばらくすると、今度は台所の方から、パパの悲鳴が。

「シン、スプーンを雑巾で拭いてる!」食卓テーブルの上の箸かごの中から、箸やスプーン、フォークなどを、一本一本丁寧に拭いているシン。

これには皆、大笑い。「シン、口に入れる物は、雑巾では拭かないんだよ。」雑巾と布巾の違いは、3歳には難しかったかな?

掃除や片付けは、お部屋が綺麗になり、スッキリした気持ちにさせてくれる楽しいことなんだ!と、私自身が思って行動すれば、子供達にもそう思ってもらえるのかな。

毎回そううまくはいかないかもしれないけれど、「やりなさーい!」と怒ってばかりいないで(反省)、行動したほうが伝わることもあるのかもしれない。

今年一年を振り返って見ると、マイは、朝、自分から時間を意識して、登校できるようになった。マキは、逆上がりや縄跳びができるようになった。

シンは、相変わらずイタズラ好きだけど、お菓子を買うとき、「マイちゃんとマキちゃんのも買ってあげる。」と、姉妹の事を思い合えるようになってきた。

三人三様の成長を感じました。来年は、どんな成長を見せてくれるのかな。

私は女流棋士として、来年こそは、勝ちまくるぞ!掃除をしながら、雑巾を絞る手にも、力が入りました。

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この記事は、東京新聞にて中倉彰子が連載している「子育て日記」と同じ内容のものを掲載しております。
:『東京新聞』2013年12月20日 朝刊

この記事の執筆者中倉 彰子

株式会社いつつ代表取締役、女流棋士。女流アマ名人戦連覇後、94年高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。プロとして公式戦を戦うだけでなく、NHK杯将棋トーナメントなどテレビ番組の司会や聞き手、イベント司会などでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、育児と仕事の両立に奮起。2007年日本女子プロ将棋協会設立に参画。事業部長として、地域や子どもたちに長く親しまれるイベント作りを心がけている。子育てエッセーを地方紙7新聞に連載し、近年は将棋と知育・育児を結びつけるような活動を広く展開。2015年10月株式会社いつつを設立、代表取締役に就任。女流二段。法政大学人間環境学部卒。@AKIKOPDG

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